サイト入口同人活動記録FE暗黒竜




「24,25 RECORDS + ep 」 Page16




ジュリアン 改心した盗賊


 解放軍の主戦場がドルーアに移ってからも、盗賊独特の感覚をもって斥侯を補う役割に就いた。

 命を救ってくれた恩人だとはいえ、マルス王子には相当に無茶な行動を要求されたものだった、と後に述懐している。


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 盗賊稼業から足を洗い、いい商売の当てが見つかったからとマケドニアで小さな店を始める。

 レナさんが振り向くまで待つさ、とは本人の言。孤児院に顔を出しているうちに子供の扱いが上手くなり、所帯を持ったと噂されてしまうのを形だけは弁解しつつ、レナの側も察しつつはあるのでそう遠くない未来には……と予想している。

 食い扶持稼ぎの店に関しては、元々、特異な技能を得ていたため、客の依頼のために国中をあちらこちらと歩き回る間に、前職とは別の意味で深い人脈に通じるようになり、これを堅気と呼べるのかどうか甚だ怪しいと思うようになっていった。









ダロス タリスの船乗り


 解放軍の中で数少ない海の専門家だったため、本隊のドルーア進攻時に際しても上陸の入口となるマケドニア南部を中心に動き、海路の情報把握の任務に当たった。

 よって、戦闘での功を得ることはなかったが、各国軍勢の帰路を確保する意味でも重要な役目を果たし、格別の功績として取り上げられている。


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 暗黒戦争終盤には、解放軍の海路における要の役割すら果たしたが、こんなのを続けるのは柄ではないと単なる船乗りに戻った。

 とはいえ、名を上げたのも確かであり、貰った報奨金の額も相当に多い。誰かと組まないとやっていけなくなるかもしれない、と心配し始めている。









オグマ タリスの傭兵


 ドルーア進攻の直前に「勇者」に昇格し、ドルーア城の戦に参戦、北東区画の突破を事も無げに成し遂げる。その後もメディウスの元にたどり着くまで、ほぼ先頭に立ち続けた。


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 戦争終結の際に「勇者」の称号を返還し、自らはタリスに戻って以前の通りに王の警護についた。アリティアを始めとして求めてくる国は多く、その気になれば大陸最強の剣士として名を馳せることもできたはずだったが、そうした剣の使い方は本望ではないと他国の要請を全て断った。

 また、結婚の噂もない。言い寄る女性を退けているのは、届かぬ想い人がいるからなのかと推測を立てられているが、実情は定かではない。





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