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「Noise messenger [2]」あとがき



 マケドニア攻略・エンターテインメント編をお届けしました。

 ……っていうのはさすがに冗談ですが、戦闘がそんなにシビアではなかったのでそう言われても仕方ないのかなという気がしないでもなく、です。ページ数の割に展開が進まなかったのですが……。

 その上、タイムスケジュール順で書いているので、色んな事が先送り状態になってバランスがちょっとアレだったなぁという反省もあります。本当はもっと長くなる予定で、もうひとつ決着をつけるつもりだったんですけど、そうすると2回連続で一発書きの泣きを見る人が出てくるのでそれは避けようということで、こういう結果になりました。


 今回はそもそも、前回のあとがきの予告を破っています。

 残りは王都だけだから、他の要素は入ってきたところでたいしたことはないだろう――と思ったのが、前作「Noise messenger [1]」のあとがきを書いた時のこと。時刻は発行当日の午前二時、ラスト5ページは全く見直しができず(アイルやオーダインのシーンで感情描写が足りなかったのはこのせいでした)。これから印刷をして、荷物を整えて――と、冷静に振り返る時間は一秒もなかったです。

 いやぁ今回も予想外の話が長くなりましたねー、全く。

 あとがきでの予告はするもんじゃない、あるいは自信持って言った時ほど破る確率が上がるもんだと今回の件でようやくわかりました。


 今回は本人の登場頻度が高くない割に、マチスの事ばっかり語っている気がします。説明不足だった前回のツケが回ってきたのもそうですが、どれだけ好きなんだって感じですね。


 地味というか、オリジナルキャラクターの話が集中した回でもありました。

 当初、ルザのシーンはもっとベタに走るつもりだったのに、妙にこじれることになりまして。元々、マケドニアサイドに残った人達の事は取り上げたいと思っていたんだけど、こ〜いう形になったか……といったところです。

 それにしても、マチスが原作のイメージからどんどん離れていってます。単なる活躍の想像に自分なりの整合性を付け加えていくとこんなにも変わるものかと、書いた本人が驚く次第です。

 しかし、場面が場面だけに仕方ないのはわかっているんですが、マチスが好きで書き始めたのに罵倒の場面を考えるのは辛いものがありました。最終的にはさらっとした感じになったんですが、書いている最中は微妙に照れ臭いというか、本当にこう言われるんだろうかという違和感との戦いをしてたりしましたね。


 地味にやっとビラクを出せました。FC版ではマチスと全く同じグラフィックなので、今まで妙に意識してしまっていたんですが、DS版が出てようやくこの緊張が取れて書けるようになったんですね。

 本文の描写だとわかりづらいかもしれませんが、同じような出で立ちっていうのは要は服の趣味が似てるというわけです。グラフィックが同じ、という所から解釈してみました。


 カシムが使った弓については、DS版ではなく外伝ベースなのですが、DS版をプレーした影響はありますね。

 『諸記』のあとがきで外伝とは繋がらないと書いてしまったんですが、ふと思いついた事があったので、外伝とこのシリーズの関わり合いみたいのを書く機会があれば、いつか書いてみようと思います。


 今更ですが、前回の補足です。

 オーダインが勲章を渡したのは、ゲーム中で騎士の勲章を落とすことに由来しています。

 アイテム関連は結構拾っていきたがる感じなのです。


 総ページ数が40を超えたのは『00Muse』以来です。今回はあとがき関連のページが多いけど、やっと大台を取り戻せて嬉しいです。



 次回の予告はしない方が良いとわかったので、ひとまずはしない方向で。あまり長引かせてはいけないとはわかっていますが。

 お読みくださった皆様、辛抱強く付き合ってくださってありがとうございました。


20081228 CD






Special thanks!

 蒼芭 若狭様、今回も忙しい中協力ありがとうございました。

 マルスもカインもさほど出ていないからヒットしないと思ったけど、今回はボルポートでしたか。

 あと、前回から一歩で終わらなくてごめんなさい、でした。






(以下はページが足りなかったため、穴埋めとして掲載した文章です)



 あとがきのページが多くなった時の恒例、本題から逸れ気味の話を。

 この話苦手だなと思ったらすぐに止めてくださいまし。



 主役の人に恋愛が絡まないのは、筆者がその手の事を書きづらいのもありますし、その方面では老成っぽい性格になってしまったというのも一因です。が、そっちの方向に行かないよう、必死にブレーキかけていたりもします。

 何故かというと、超ハーレムになるからです。あんた本命いるでしょ、って人まで主役の人を気にかけちゃいます。さすがにそれはマズかろうと止めているわけですね。


 でも、ストイック気味にしている経過がこうなので、女性キャラとの会話が不自然になるというか、構えてしまう事がありまして、油断していると見直した時に「それはどこの大正時代?」みたいな感じのシーンになっていたりしたこともあって、慌てて直したなんて事もありました。



 元々人気のない人なのでカップリング論を聞いたことがないんですが、勇気を出して書いてみますと、恋愛話の一番手として挙がる相手はミネルバだと考えています(ネットで唯一見かけたマチスの恋愛小説の相手もこの人でした)。「BRAND」でその可能性を相当に削っちゃったので、ここで脱落した読者様はいるんだろうな……とは思っています。

 で、数年後という前提でマリアが来たりと、予想範囲はマケドニアの人達まで、例外があるとしてもゲーム中で一緒に一軍を張っていたからという理由になります。普通は。

 ……………………。

 いやぁ、想像ってやつは制限がないもんだから大変な事になりますよね。

 シリーズ後半真っ只中ですが、恋愛を解禁する日は果たして来るんでしょうか。






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