ベック　アカネイアの戦車部隊長

　グルニアのジェイクと共に戦車将の双璧を成して、ドルーア国内戦においても数々の兵器を操った。時には完全なる盾の役目も果たしている。

　この戦争を機にアカネイアにおける戦車技術は向上し、人員を割けないような辺境の守りの質は相当に良くなった。

　ベック自身もシューター操縦の技能を活かして、辺境に残るドルーア勢力鎮圧の役目を担う。

　なお、戦車将の中でもサンダーボルトに関する熟知の度合いが図抜けていて、雷魔道を封じた「核」の更なる研究を考えているとごく限られた周囲に話しているため、後にその方面に進むと見られている。

アラン　アリティア聖騎士

　経験豊富な聖騎士としてアリティア騎士団を率い、ドルーア国内戦で大部隊ならではの戦いを見せる。

　ドルーア城の戦も参加することを望んだが、主君マルスの意向により城外でエリスを守った。これはマルス自身に復活オームの法力ですら及ばない事態が起こったための備えだったと後に明かされている。

　戦争終結後、アリティアの地方の村に戻って地元の戦後復興と共にいざこざの絶えない隣村との仲を取り持とうとするも、昔務めた騎士団の隊長職よりも困難を極めた。王都に赴き顔馴染みの騎士に相談したところ、ひとまずその点は時の経過を待つ事を勧められ、アリティア騎士団の隊長を打診されてこれを受けることになる。

　なお、高い実力を認めていた隣村の勇者サムソンとは、後年に再会の機会を得てアリティアの一地方となっていたグラの行く末と関わることになる。

ボア　アカネイア司祭

　アカネイアの司祭として主君ニーナを精神的に支え、メディウス打倒の時期にはドルーアの国境入口でニーナの傍についた。

　戦争終結後は、僧侶の出自らしく聖堂で救済を謳い、アカネイアの復興と発展に尽力することになる。

　災難なことに、本人には何の不備もないにもかかわらずガトーによる怒りの鉄槌のとばっちりを受けることになるが、この件に関しては後年になって良い経験でしたと話している。