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「24,25 RECORDS + ep」 Page4




ジェイク グルニアの戦車部隊長


 解放軍における数少ない戦車部隊として、堅固かつ火力抜群の兵器を前線で操った。所属する国は異なるものの、同じく戦車部隊を率いるアカネイアのベックとは友好かつ仲間意識を高く保った。

 ドルーアの国内戦においても戦車を駆使し、巨獣の名を持つ兵器で敵を圧倒し、味方は頼りにしつつも驚きを禁じ得ない衝撃インパクトを受けた。


*          *


 終戦後、恋人のアンナを迎えに行き、そのまま夫婦となる。

 家に戻ったところで跡を継ぐ立場でもないので、旅をして居場所のありそうな所で復興を手伝うかとごくごく大雑把な未来計画を立てている。

 アンナにそっくりな女商人が大陸のあちらこちらで目撃されたという噂話については、アンナ本人が否定。









ロジャー グルニアの重騎士


 グルニアの戦い以降はロレンスの下につき、ドルーア国内戦に参戦。最終戦に関しては城外に残ったため、老将の壮絶な戦いを伝え聞くという、後々において重要な役目を負うことになった。


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 グルニアに戻ってロレンスと共に国内の立て直しに奔走する。

 解放軍に加わる動機となったシーダについていくことも選択肢のひとつとして考えたが、ロレンスの存在やシーダから直接グルニアの復興について強く励まされた要素が働いて、祖国に戻る決断をした。

 責任感からか、シーダがロレンス経由で筆まめに気遣ってくれているのもロジャーの自信に繋がっており、ロレンスは中級騎士程度に勿体無いと思いつつも、こうしたエネルギーを持つ人間は終戦後のグルニアにおいてかなり希少な存在なので、老将が軽く諫めつつもシーダからの手紙は度々ロジャーの元に届いた。

 後にこの手紙の内容が変わり、ロジャーはロレンスの許可を得てアリティアに赴くことになる。









マチス マケドニア貴族


 マケドニア戦で奇策を中心として、これまでの閑職ぶりを裏切る活躍を見せるも、マケドニア解放戦終了直後に二日間失踪して数日意識の戻らない重傷を負ったため、戦争終了まで完全に前線を退いた。この期間は機能回復訓練リハビリテーションに多くの時間を割いたが、その合間には父伯爵との妥協点を探ったり、マケドニアに居残った人々と会ったりと存外に忙しない時期となった。

 総合的な戦績は客観的に見れば相当に加算されるべきだったが、騎士稼業らしからぬ日頃の態度のせいで、人によって評価が真逆となる傾向が顕著になっている。


*          *


「言ってみるもんだねぇ」

「何がじゃ」

「体の調子がまだ戻らないから殴打用の杖返すのは先になりそうだって手紙出しただけで、見舞いきてくれるなんて、孫思いのじーさん持って良かったなぁって」

「儂は、可愛い孫娘の言う事だけを信じて来ただけじゃ。それがどうじゃ、ピンピンしとるじゃないか」

「レナは心配しすぎなんだって」

「儂とて孫娘が言うのでなければ、お前が死にかけたなどというのは真に受けん。碌に動けもせずに、戦場で死んだと聞く方がよほど自然じゃ」

「本当はそれが順当だったんだけどねぇ」

「……ところで、このポーン女王クイーンはどういうことじゃ」

「どうもこうも、じーさんが騎士ナイトを目の敵にしているうちに、やってみたら面白そうだと思って」

「この勝負で負けた方が、伯爵家当主と言っておったな」

「じーさんが高笑いして承知したのは屋敷の皆が聞いてるし、まあ心おきなく」

「昔から可愛げのないところは変わらん。変わらなさすぎる。憎たらしいくらいじゃ」

「初対面でさんざん人を脅しておいて言うセリフかなぁ」

「儂が守ってきたものとはそういうものじゃ」

「レナにもそうやれって?」

女子おなごが男を手玉に取るくらいどうということはない。武器修理ハマーンは元来女の使い手の方が様になるしの。これで祖先の系譜に再び戻る、というわけじゃな」

「あと三十生きてりゃいくらなんでも先はあるだろーしねぇ」

 ――「静かな暮らし」の一幕である。





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