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「Preparedness」あとがき


 「覚悟」とも「準備」とも取れるPreparedness、グルニア編をお届けしました。


 今回はオリジナル要素に走ったというか、大方の解釈の逆を行っているところがちらほらと。例えば、マチスとレナの家の人間の多くが容姿に恵まれているというのは、ゲームの印象では何となくその逆で、レナが突出して見た目が良さそうな感じがあったりするのです。

 あと、解釈の真逆といえば、グルニアの爺さんですね。これはもうデザイナーズノートを知ったタイミングのせいとも言えますが、ハマーンが家に代々伝わる杖なんだから、家にいる人に伝わっていくべきものだろうと思うのも少々。爺さんの人物像は、何となくボルガノンを使いそうなイメージを抱いていたのを、でも僧侶だから多少抑えようと思ったらこんな人になりました。

 ……なんで、小説書くと変化球になるんでしょうね。筆者にとってその最たる人は、強くしたいのに強くできない主役なのですが。


 そして、ノルダ以来ようやく登場させることができたリンダ。カダインに触れる時があるだろうからそこですぐに再登場できると思っていたんですが、気づけばこんなに開いてしまいました。


 著者の都合でもうひとつのグルニア編として「諸記」を書いているのですが(こっちにはマチスが一切登場しないのですけど)、こちらを読んでいると少しだけこのPreparednessに立体感が出るかもしれません。会話シーンをまともに作らないという実験をやったので、読みづらいのが難点ですが。順番としては、「諸記」→「Preparedness」です。



 さて、次回からマケドニアに突入。扱う人が格段に増えて、オリジナルキャラもかなり前面に出て、これまで比較的原作に忠実な進み方をしてきた攻略もいじりそうな気配です。何よりも、もうマチスを活躍させたいのですけどね。

 ちなみに、このマケドニア編は1〜3冊を予定しており、複数冊の場合は表紙の色とタイトルを統一します。やっと表紙にあの色が使えるようになるのかと思うと、それだけで嬉しくなってしまうのですけどね。


 

 ここまでお読みいただいた皆様、お付き合いしていただきありがとうございました。

20070817 CD



Special thanks!
 蒼芭 若狭様、毎回お世話になっています。
 予想通りの所でツボられてしまうと、今度は予想を外そうかと思いつつ割と流れのままに書こうとしてしまいます。
 そして、いつもいつも励ましてくれて感謝です。




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