トップ同人活動記録FE暗黒竜小説INDEX>10 ENEMY IS D 同人誌版あとがき 




「ENEMY IS D」あとがき


 アリティアはやりたいネタだけはたくさんあったのですが、ひとつの話としてまとめるには方向性があまりにもバラバラだったので、テーマを絞った結果、こういう形になりました。振り返ってみると、実に経過的なエピソード群になった感もあります。考えがなかなかまとまらなくて本編がまた20ページに届かなかったのは反省材料ですが……。


[テーマその1・もうひとりの従兄弟]
 今更現れました、マチスのもうひとりの従兄弟・アイルの弟ネクス。「INSTORE」で竜騎士の弟がいるとアイルが言っていたのですが、多分誰も覚えてないだろうなぁ……。ゲーム上でマチスと血の繋がった人はレナとグルニアにいる爺さん(プレイヤーズノート見たらこっちは怪しい限りですが)しかいないけど、貴族の出だから一族レベルで人がごろごろいてもおかしくないわけで、そういう事の対決第一弾として、アリティアでぶつかってもらおうというのは当初から考えていた事でした。死に様に関しては、マチスと会わずにゴードンとかトーマス辺りに打ち落とされているくらいが自然だろうなと書く前は思ったのですが、部隊を動かしていたらうまくぶつかっていきました。


[テーマその2・アリティア城]
 一応書く意味はあるんですが、どちらかというと書きたかったという意思の強かったアリティア城内戦。攻略法の固まる前にFC版でモーゼスを倒しても延々と現れた増援の事はとても思い出深かったので、これは書かなきゃダメだろう、という感じで。もっとも、こんなにドーガが動くと思ってなかったんですけどね。書きながら、どうしてこんなに活躍してしまうのだろうと思ったりします。それと、アリティア国内解放における役割を想像しているうちにアランの存在がかなり大きくなったので、本当はこの辺もやりたかったのですが、あまりにも本筋から外れてしまうのと時間の関係で断念しました。んー……わたしの中でアランがかなりの大人物になってしまってどうしましょうと思っているんですけどね。
 ゲームでは必ずサムソンを選ぶというのにおかしなものです。


 そして、この本でシリーズ10作目となりました。よく続くというか、なかなか終わらないというか……。

 お付き合いしてくださっている皆様に深い感謝の念を。

20060810 CD


Special thanks!
 蒼芭 若狭様、貴女には本当にお世話になりました。
 でも、懲りずにお付き合いいただけると大変嬉しいです。





BACK                     第十一巻へ




サイトTOP        INDEX