トップ雑記2013年>2013年12月



雑記・2013年12月分




12月29日(日) 11:55

 横浜へ行ってついでに長いこと探していた本を(1巻だけだけど)買い戻せました、って話をやろうとしたのがちょうど一週間前。PCの前につける時間が短くなってきてます。
 マッサージに行ったら肘のちょっと上を指して「ここに筋肉がつくっていうのは、フライパンを持つ料理人のような筋肉の使い方をしているから」とのこと。気をつけないと。まぁ現時点でも力瘤の場所が何か訴えてるから貼りましたけど。


 で、今度の1月3日は朝6時から起きて準備してチャリで飛び出さないといけないので、21周年記念に関しては確約できません、とだけ。自分への業務連絡です。何か上がるとしたら、勢いがついたと思ってもらえれば。


 この雑記が多分2013年最後の更新です。
 今年やったのは、『ザ・ラストバトル』のセリフ集・『FE新・暗黒竜』のマチスさん関連2題、GBC版DQIIIの魔法使い旅・エルファリアの我流攻略本移植、とこれくらいですか。先月まで時間はあったし、20周年が終わったにしてはまぁ動いた方か。
 来年はどうなるかね……新しい環境で、ある意味修行中なんで、そいつを自分の内面に生かせればいいんだが。
 では、皆様よいお年を……。


12月20日(木) 22:30

 久々にプレイリストを作ってみようと思って、今回はBEMANIというか、手持ちの5keysとIIDXからアンビエント曲をまとめてみたら……こんなに少なかったっけか。beatmania初期を遊んでいるとアンビエントは地味ながらも数作に一度は入っているもんだと思ってたんだけど。

(beatmania)
1st Overdoser(Ambient Mix)
2nd Beginning of life
3rd life goes on
5th(CS) Ave Maria
Club(CS) INFINITE PRAYER(floating flock style)
6th+CORE La Bossanova de Sana
7th monotone

(IIDX)
1st 5.1.1.
1st patsenner
3rd Presto
3rd Tangerine Stream
4th Vienna
4th FLOWERS for ALBION
5th still my word
5th(CS) DENGUE
7th Let the Snow Paint Me
10th scherzo
10th 5.8.8.

 ジャンル表記だけで判断しているので、もっとそれらしいものがあっても不思議ではなさそうなんですけどもね。落ち着く、ってのを求めていけば見えてくるのかも。


 手を使っているせいか、指先がチリチリと痛げ。神経かも、って思ったら緩和されたのは何なんだ。


 このサイトってのは需要度外視の塊なわけで、誰かの何かの役に立つのは「もしそうなったとしたら儲け物」くらいに思ってた。
 でも、アクセスなんかを見てみると、それについて調べている人がいる証明になっている。この結果自体はいい事なんだろうな。好奇心だけでやった事がこんな実を結んでいいのかと思いつつ。
 一方の小説は、このサイトの本命ではあるけれども扱っているモノがモノなんで、閲覧数はどうしても少ない。変にアクセス数が飛び抜けていると思ったら、別の人物をメインに据えた時のシーンだったりして、その人物の人気をこんな僻地ですら思い知らされる発見もある。
 そういう状況ではあるけれども、自分で作ったものを見直すと小説にしろネタ物にしろ「作って良かったなぁ」と思うわけだ、自分が。自分を超える命題に逆らってしまってはいるが。
 これっていう要望が来ない距離感というのも、勝手気ままに運営する側にしてみたら楽なわけで。
 小説だけでも資料関連だけでも成立しない、このサイトは奇妙な一方で面白いなとやっぱり自分が一番評価している。どこまで続くかこの好き勝手、ってやつだ。


「DDR 2013」
[かだいきょく]
Kind Lady -FUTURE TRANCE MIX-(DDRMAX2 Vレア)
 →Kind Lady(CSMAX:EXTREME)
 Vレアとかすんごい谷間から拾ってきたこと……。

 19日からイベントが始まるので、その隙間を縫う形で。たまたま行こうとしたのが合間になっただけで、本当に意図していたわけじゃないんだけどな……。
 前回の段階でBEMANI学園の残りが99.2%まで到達していたので、今回でやっと全部ズッ友達成! と思ったら、Elemental Creationが後から現れて39%台。こいつだけハードルが高いのを忘れてた。最初からのトータルでさえ180回台なのに、240回なんて届いているわけがないんだよな。BEMANI学園は19日でイベント終了、1プレーごとに解禁できるというので次の時にでもBASICで撃墜されてきましょうかね。11だけど多分それよか上の威力だろうし。

 プレー本編としては、12上限・13はほんのちょっと、まったり多めで13プレーほど。前回剥いた右足親指の皮のことを忘れてて、終盤かなり痛い思いを。年間通じて踏んでいた時と同じだと思っちゃいかんというのに。
 今回の収穫はSecret Rendez-vous(EXP)のAランク青フルコン。等速で低速曲をきれいに踏めると嗜みとしてカッコ良くね? という自己満足を。もちろんAA緑フルコンキープが最終目標ではありますけれど。
 STILL IN MY HEART (MOMO MIX)のフルコン再挑戦もやってみたいしで、12にいい目標がポツポツと出てきてます。近作の12じゃないところがまぁ何ですけどね。最近の12はトリッキー具合が上がるのですわ。

 来週には冬休みに入ってしまうし、イベントも始まったしで今年のDDRは打ち止めかな……? 気分次第ではあるけれども、まぁ再開できるような状況に持っていけただけ良いかな、と思うわけです。


12月12日(木) 0:10

 「変わる」っていうのは、自分の場合追い詰められないとできないし気づけないんだなぁというのをここ1〜2週間くらいでひしひしと感じてます。それでも劇的なものですらなく、傍目にはさほどでなく土台がちょっと動いた程度なんだけど。


「DDR 2013」
[かだいきょく]
Right on time (Ryu☆Remix)(2013)
Under the Sky(SN)
KEEP ON MOVIN'(2nd)
 ランダムなのに、最後はうまく回ってきたなぁ。今にぴったり。

 久々ということもあってDIFランダムオールで開始したら、初っ端からIF YOU WERE HERE (L.E.D.-G STYLE REMIX)。無理! リハビリに11とかっていうか、12くらいありますよねコレ!? 新しい靴の慣らし目的もあったので、色んな意味で1曲目から悲惨なことになりました。まぁクリアできる範囲が来ただけマシっちゃあマシだろうけども。
 以後、基本リハビリ→12上限で色々→試しにDEAD END行ったらなかなか大変なことに。
 今回の収穫はBRE∀K DOWN!(DIF)の初AAA、HAPPY☆ANGEL(EXP)GOOD1、CANDY☆(EXP)コンボカット1。ビューティフルレシートも踏めました。
 今回も無事に終えられて良かったです。右足親指の皮が1.5cmくらいぴりーっとなりましたが。




 今回の雑記はDDRをラストにせず、この後に長ーい文を書きます。でも、ただの感想なんで個人的な記録ということをお断りさせていただきます。



 本屋でちらっと見たものの、これまでの作品記録みたいなものだろうと初見では購入せず。しかし、情報を集めてみるとそいつはとんでもない間違いだった。
 翌日速攻で購入『茅田砂胡 全仕事 1993-2013』。特別版はドラマCDというので、これは回避でよかろうと通常版を。音楽だけなら購入してたんだがなぁ。

 読んだ順は、レディ・ガンナー→桐原家→もものき。個人的な思い入れが強すぎる+評判のいいデルフィニアはラストに回し、あとは期待値の高い順に。暁の天使達の途中で脱落したクチなので、今回の掲載作品において「未読」がなかったのは幸い。レディ・ガンナーだけは追い続けているし。でも、古いシリーズの関係性を思い出すのはさすがに大変だった。
 内容は、色々ハッとさせられる巧さとどうなの? ってのが混在しているが、前者の価値が遥かに重いし、個々の人間性による力関係を納得できるように(あくまでも読む側の個人的範疇だけども)持っていけるところは相変わらず凄い。ただ、外出先で読むのが自殺行為なのも相変わらず。噴きだすやらツッコミやら笑うやら、こういうのは押さえるのはもったいないってもんですよ。

 で、最後にデルフィニア+共和宇宙の「紅蓮の夢」。
 意外にも最初の共和宇宙パートはすんなりと入って行けた。アーサー達の目線からスタートしたからかな。ウォルを超人以外の人達にも会わせる展開も良しで。
 その後の苦境に陥る人達の描写。弱い状況へ理不尽に追い込まれるのが個人的な泣きポイントであるために、1枚2枚とティッシュを取るわけですよ。フィクションのいわゆるお涙頂戴な話にはビクともしないんだけど、ここはダメだった。デルフィニア3巻でフェルナン伯爵に対して「この人がこんな目に遭っていいはずがない」という地の文以来ですね、フィクションで泣いたのは。
 その後は戦況をひっくり返すのと、後始末。リィが色んな人と再会するのを面白く読んでいたところへ、ちょっと爆弾というか。ルカナンさん出世しすぎ! 一番好きなキャラクター(また「なんでそんな脇役をと」言われそうだが)だけに嬉しいは嬉しかったけど、軍団長はさすがに高すぎやしなかっただろうか。大隊長が16年で軍団長って早いし凄いな……うっかり天界の人に関わらせたせいなのだろうけど。
 子供達の憂いも取っ払って、わずか数日で諸々の心配を解決させて……と終わるところまでひとつひとつのエピソードが面白いし、ラストまであっという間に読了。

 と、終わったはいいが、何か引っかかる。面白いは面白かった、それはいいんだけども。
 ちょっと思い返してみるとそれは当然の話で、活躍しているのが天使さんばっかなんだわな(数少ない例外が非戦闘員のアランナさんだし)。荒っぽく仲睦まじいやりとりはもちろん良かったんだけども、戦闘関係でデルフィニア勢が露払い程度になってしまっている。天使連中じゃないと勝てない相手ってのも納得はしたが、そこは「協力して勝てる相手」の方が良かったんじゃないかなぁ。そこの世界に根ざした人じゃないととどめが刺せない、とか。
 もっとも、そんなことをしたらページを増やさざるを得ないし、20周年の記念にするには「紅蓮の夢」を独立させるのも違うんだろう。前提段階で金色さんの水戸黄門な方向性は、もう修正できないんだろう。そういう意味じゃ、デルフィニアらしさが残っている事で折り合いがついただけ良かったんだと思う。
 足りない所がある、とは言うものの読み返すし、その度に「もっとこういうところを入れられなかったのか」と思うんだろう。戻ってきた後にケリーとジャスミン交えて感想報告しても良かっただろうにと。でも、18巻完結の先をデルフィニアオールキャストで読めた(共和宇宙のシーンも良し)のは幸せなことだと思います。

 小説を書くに際して影響を受けたので、どうしてもデルフィニアの事を長く語ってしまったけど、なかなかお目にかかれないレディ・ガンナーの話を読めたのも良かったです。キャサリンいないと寂しいなと外伝読んで思ったのを再確認。遺伝変化のメカニズム解明まで行ってくれるんだろうか、という忘れていた期待も膨らんだりしてね。異種同士の交わりは「違うけれど、いい」の理解だもんなぁ。素敵だ。出版社違うのに、よく踏み切ってもらえたなぁ。

 桐原家は厄介な要素を消した子守話。全能の(建前上は)従兄弟の凄さがよくわかる話。お姉ちゃんというかオカンどうなんだってところだが、あの人は元々個性強いしな……。あと、これは時勢の流れで仕方ないんだろうけど、小説で見る“スマホ”の字面がどうしても間抜けに見えてしまう。縦書きに“スマホ”は似合わないと思うのだけど。っつーか、桐原家本編の時代にはスマートフォンがなかったにもかかわらず、登場人物が年くってないのが違和感なのかね。

 もものき。1巻だけ読んでいたのでなんとかついていけました。パワー女性陣と有能+美形だけどパワーに押される男性陣。短編だからアリかな、と思えたところ。長編なら、もうちょっと味のある男性キャラがいればなぁ……と感じてしまうのです。これは完全に好みだけども。

 これら短編・長編小説に加えて、各作品の短編コミック。20周年記念だからこその贅沢。レディ・ガンナーだけがなかったのはまぁ致し方ないか。小説がデルフィニアに次いで長いのでそこでフォロー。

 ドラマCD製作についての話は通常版にも収録。当然ながら、かなりの熱気。こうして読めば読むほど、音楽だけのバージョンだったらな……という気持ちが募る。原作が目視だけで成立する媒体は、どうしても後付けの要素に「それは別に良くね?」と思えてしまうんだよなぁ。音楽はイメージですら誰もが自力で作れるものではないけど、セリフは頭の中で再生して読んでるし。声だけでなく、口調のイメージってもんもある。現実問題として、音楽だけじゃ売れないってのは確かなので難しいんですけどね。

 色々書き連ねてきたけれど、買って損はなしの本でした。作品ファンにお勧め致します。デルフィニア編については賛否両論面がありますが、完結してから長い月日経ってますしそこは大人になった読者の側でうまくこなすべきなんでしょう、と。

 「紅蓮の夢」はすぐに二読目を終わらせて、不満点抱いたのは何だったんだろうというくらいに没入していったんだけども、後で部分部分で拾ってみると何かやっぱり金色さん持ち上がりすぎてる感が。優れた敵を生み出し、戦い、できれば納得のいく形で勝つことの難しさを確認したような気がする。


12月読了の本
茅田砂胡 全仕事 1993-2013
 (中央公論新社)

トップ雑記2013年>2013年12月