何をどう反省するというか、発行した本についての創作過程について記しています。
1行でも足すと4ページ追加しなきゃならないからやむなく削った文章とかあったりしたので、
その補足も兼ねています。
本格製作に入った順に記載していきます。
なお、サイトトップに載せていたC83告知はこちら。
(1) データ本 『エルファリア 攻略本補足実験集』 (戦闘回数勝利検証) C83当選確定時・手元にあるのは2章と5章の調査データのみ。残りは当選後に調査。 (魔物分類) 以下、章ボス戦実験記録・効果の数値上昇・属性別・魔法被ダメージ関連調査については魔物分類と平行して調査。 (章ボス戦実験記録) (効果の数値上昇) (属性別・魔法被ダメージ関連調査) (簡易攻略) 印刷は表紙B4の事も考慮して片道1時間半ほどかけてキンコーズへ。部数が少ないので印刷会社に頼むという発想が全くなかったのでした。原稿見られるから恥ずかしいっちゃ恥ずかしいんですが。 印刷後に8ページで誤字があったのに気づいたので、強引に上から貼っています。 |
(2) 無料配布本 『俺達のエルファリアの歌を聴け』 当選前、「ああ本当にエルファリアが好きなんだなあ」と感じられるような本を作れないだろうか、という発想がものすごくぼんやりと浮かびました。だけど、わたしひとりでやろうとするにはあまりにも儚すぎる夢だというのもわかっていました。サークルを始めてから13年目になりますが、たったひとりで同人誌の本文を書くのが当たり前というかそうせざるを得ない状況だったので、誰かの力を借りるという発想は全くなかったのです。 が、抽選判明の直前になって一通のメールが。……これがきっかけになって、ゲスト様を招いてこの本を作ることになるのですが、結構紆余曲折があって、応募制の形を取って告知にあったようなハードルの低いものにしよう、ということになったのです。それでも、誰かから原稿をもらうというのは有り得るんだろうかと思っていたら、データ本の調査真っ最中に最初の原稿をもらったので、原稿が来るとしても締切日ギリギリにこういうものは来るもんだと思ってただけに、主催は自分じゃない方がいいんじゃないかという予感すら。というか、告知にコピー本って書くのを忘れてたのをC83が終わってから気づいて、未経験ってこれだからっていうことになってしまいました。 ゲスト様の原稿配置に関しては、 こうして集まってみたら、わたしのやつが一番ハードル低い結果になりましたけど、本当はもっとしょーもない事書こうとしてたんですよ。 この本向けの没ネタとしては、 裏ACTは、後述の小説本と合わせて試せるかな、というもの。ゲスト様方の原稿と比べると「?」な代物なんですが、もともと「?」なものが基本線なので押し通してみました。つーか、ギャグのやつは4コマネタだよねって言われても言い返せない。 表紙について。 1 線画を描く(下書き→0.3の黒) こうして表紙は作られたわけですが、一番近い7-11ってバス停3つ先なんですよ。でなければ、帰宅帰りに会社に一番近いところの7-11への寄り道。いやぁ手順踏むの時間かかりました。手持ちがローテクでもどうにかなるはなるようになった現代が凄いっちゃ凄いんですけどね。 印刷といえば、ゲスト様のイラスト原稿をきれいに印刷するために、自宅よりも高機能のプリンターでプリントアウトしました。そこで使っている紙を調べて、3年くらい前の情報だけど合っていることを願って取り寄せ。全部合わせてみたら、自宅で見る分には違和感がなかったので、これで大丈夫だろう……と思ったのでした。 で、一冊の本になることはなりました。当初の目標に届いたかどうかは読んだ方の感想になりますが、まぁエルファリアで何人か集まって本を作るってことそのものはとても貴重なんじゃないかと思います。 |
(3)小説本 『20yS』 「歌」の原稿が終わって、実はこれだけでもいいんじゃないかという悪魔の囁きがありました。この段階でC83当日まで残り4日+ついには風邪を引いてしまう始末。 しかし、実際問題としてできるのは『20yS』か『r』のどちらか。『20yS』は本文が60ページを超えることが確定していたものの、全面的に手を入れる必要がある(この時点での完成形は1章まで)。『r』は極端な事を言えば本文4ページでも発行はできるけど、今のアルディス観というのを整理しきれているかどうかがネック+全て1から取り掛からなくてはならない。 『20yS』の全ての原稿が終わった時点で、文量として1〜3章・4〜5章と行くのが良さそうということで確定(2章がえらく少なくなったのは、1章の途中までであんなに原稿が増えた余波もあります)。で、4章以降の方のページ数を見てみると、1ページどうしても追加しなきゃいけない。あとがき2ページという手もなくはないけど、印刷が厄介になるので本文を入れた方がいい。そして、不意に思いついたのがカーテンコール。スタッフロールのアレを、他の人達も出てくるようなものにしよう、と発想が出てきて、最後のページに入れました。客席でプライトとサブリナに触れているのはわたしの趣味です。 この本と「歌」の奥付に印刷環境協力とありますが、本文印刷のプリンターが事故レベルで(別に自宅のプリンターが壊れたわけじゃないのです)新調されたので、その張本人として入れています。事情を知る方は、きれいな印刷の方の協力者だと思われている可能性が高いので、その逆ですと付記させていただきます。 と、『20yS』が完成して、手元には『r』用の赤い表紙用の紙が残ることに。仕方ないので、「歌」用の2バージョン目に使うことにしました。 |
今回自分が書いたものというのは、
出来としてはそんなにレベルが高くはない、というのが全体的な共通項です。
だけど、やる人いないからやるっていう所はある程度貫けました。
これが元になって
(やるのが自分であれ他者であれ)、もっとレベルの高いものが後に作られたとしたら、
今回のブツに関して意義が出るのかな、という気がします。