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ザ・ラストバトル セリフ集
01 オープニング





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(! このセリフ集ではクルトのフェナムンを「ウルクト」としています。
   由来はINDEXにある諸注意を参照してください)



(エルダール村・学校でキューケンホフ先生の授業。
 生徒はクルトと男女の子供達の3人)


キューケンホフ先生
「・・・いいかい?
        ▼
 そもそも 言葉とは
 魔力を 持っているんだよ。
        ▼
「その魔力を 引き出すのは
 誰もが持っている本当の名前だ。
 それをフェナムンと言うんだよ。
        ▼
「つまり 魔法を使うには
 フェナムンの 働きが
 とても大切なんだね。


(クルトの左の男の子が椅子から降りる)


(男の子)
「先生!
 ぼくのフェナムンは
 なんて 言うんですか?


キューケンホフ先生
「それは
 先生にも わからないな。
        ▼
 それを知っているのは
 お父さん お母さんと
 名付け親の 3人だけなんだ。


(男の子、椅子に戻る)


(クルトの右の女の子が椅子から降りる)


(女の子)
「じゃあ 先生
 自分のフェナムンは
 ずーっと わからないんですか?


キューケンホフ先生
「いやいや そうじゃないぞ。
        ▼
「フェナムンは
 16才の誕生日に
 ある儀式を受けるとわかるんだ。


(女の子、椅子に戻る)


◆
キューケンホフ先生
「ほかに なにか
 聞きたい者は いるかね?


   >はい
   「どんなことかね クルト?


      >フェナムンの意味を もう一度
      「フェナムンは 誰もが持っている
       本当の名前だ。
              ▼
       そして 言葉の魔力をひき出す
       とても大切なものなんだ。
      (◆に戻る)


      >儀式のことを くわしく
      「フェナムンの儀式は
       地方によって違うんだ。
              ▼
      「このエルダール村の儀式が
       どういうものかは
       その日がくるまで秘密だ。
      (◆に戻る)


   >いいえ
   キューケンホフ先生
   「では つづいて
    魔法の使い方を 教えよう。
        ▼
   「まず 私が
    ひとつ やってみせるぞ。


   (先生、一歩左に移動して右を向く)


   キューケンホフ先生
   「エット トヴォー トレー!!


   (火の魔法が現れ、消える)


   キューケンホフ先生
   「これが 火の玉の魔法だ。
           ▼
    ただし今は ほんの少ししか
    魔力を使っていない。
           ▼
   「あんまり 大きな火の玉を出して
    学校が 火事になっちゃ
    いけないからね。
           ▼
   「もちろん 魔力を大きくすれば
    火の玉だって
    恐ろしい魔法になるぞ。
           ▼
   「さて 今度は誰かに
    やってみて もらおうか。
           ▼
   「そうだね・・・
    じゃあ クルト
    こちらに出てきなさい。


   (クルト、席から黒板の方へ。先生とひとつ間を置いた場所に立つ)


   キューケンホフ先生
   「まず 心を落ち着けて
    炎を思いうかべなさい。
           ▼
   「そして 私の呪文に
    息を合せて 魔力を集中するんだ。


   (一瞬、間が空く)


   キューケンホフ先生
   「さあ いいかい?
    エット トヴォー トレー!!


   (火の魔法が現れ、消える)


   キューケンホフ先生
   「よし うまいぞ クルト
    今の調子を 忘れるなよ。


   クルトは
   火の玉の魔法を おぼえた!


   (クルト、席に戻る)


   キューケンホフ先生
   「いいかい みんな
    火の玉は 魔法の第一歩だ。
           ▼
   「この魔法なら わかりやすいし
    誰でも すぐ 使えるように
    なるだろう。
           ▼
   「みんなも 帰ったら
    練習してごらん。


   (鐘の音)


   キューケンホフ先生
   「おや もう こんな時間か。
           ▼
   「では 今日は ここまで。
    つづきは 明日にすることとしよう。


   (男の子、席を立つ)


   (男の子)
   「先生 さようなら!


   (女の子、席を立ちクルトに話しかける)


   (女の子)
   「クルト 明日も ちゃんと
    学校にくるのよ。
    ねぼうなんか しないでね。



   (オープニング終了)





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