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新桃太郎伝説 イベント会話集

= 左源内の庵、人魚の村、奈落の底 =





- 左源内の庵 -

(初回)
左源内
「はて? わしの 名前か?
 長いこと 人と 会ってないから
 わすれてもうた? 右? 左?」
「ほう! 左源内というのか?
 なかなか よい名前ではないか!
 ところで わしに 何かな?」
「ほう! お城を
 さらに 海深く
 もぐれるようにとな?」
「いきなり 来たわりには
 むずかしいことを いうのォ!
 ふわっはっはっは!」
「ふむ! ふむ! ふむ!」
「ふむ! ふむ! ふむ!
 ふむ! ふむ! ふむ!」
「ふむ! ふむ! ふむ!
  ふむ! ふむ! ふむ!
 ふむ! ふむ! ふむ!」
「ふむ! これなら
 できるはずじゃ!」
「あー! もみ太郎と いうたか?
 人魚の村にある 人魚の涙を
 もらってきてくれんか?」
「あとは…」
「いまから かんがえる!」
「おっと 待て! 待て!
 人魚の村へは これがないと
 入れてくれんぞーッ!」

→源内の杖入手

「あいつらは 人みしりするから
 しょうかいが ないと
 村のなかに 入れてくれんのだ」

   ↓

カルラ
「ケーケッケッ! 人魚の涙か…
 いいことを 聞いたぞ!」
「ケーケッケッ! ケーケッケッ!」
「ケーケッケッ! ケーケッケッ!
 ケーケッケッ! ケーケッケッ!
 ケーケッケッ! ケーケッケッ!」



左源内
「人魚の村の 人魚の涙が
 ひつようなんだ! あとは…
 うーむ… うーむ…」




- 人魚の村 -

人魚
「カル…ラ…は…こうまで…して
 人魚…の…涙が…
 ほし…かっ…たの…で…す…ね!」

→アジャセ登場

アジャセ
「ハア…! ハア…!
 おそかったか!」
「桃太郎! カルラは
 人魚の涙を ねらって
 この村を おそったんだ!」
「人魚の涙は?」

   ↓

「人魚たちに きんたんの術を
 かけてみたか? 元気になれば
 何かが わかるかもしれない!」
「私は 竜鬼船を うばってでも
 えんま様の 奈落の洞窟へ
 むかってみる つもりだ!」
「桃太郎は 人魚の 涙を
 さがして 城を
 作りなおしてもらえ!」




(左源内の庵・人魚の涙有り)
左源内
「人魚の村の 人魚の涙が
 ひつようなんだ! あとは…
 うーむ… うーむ…」
「ほう! でかした! こめ太郎!
 ひさしぶりに見る 人魚の涙だ!
 待っておれ! 城に 入れてみる」

   ↓

「できたぞ! あとは 大きな
 自然の力が あれば
 城は 海に もぐれるぞ!」

→風神と雷神がいない
「風神と 雷神が おると
 城の力を 上げられるのだ!
 つれてきてくれい!」

→風神と雷神がいる
「おおっ! 風神と 雷神が
 いるではないか! おまえたちの
 自然の力を つかわせてくれい!」

   ↓

「行くぞ! 風神! 雷神!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 わが力で よければ よろこんで!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 命のかぎり はたらきますぞ!」

   ↓

左源内
「それ! 風神よ!
 風を おこせ!」
「それ! 雷神よ!
 雷を 落とせ!」
「よーし! よし! よし!
 もっと 力を くわえろ!」

   ↓

「できたぞ! できたぞ! よーし!
 風神! 雷神! おつかれさんだ!」

   ↓

「これでもう 大丈夫だ!
 いつものように 海をもぐれば
 海の底まで 行けるぞ!」
「この年で あせを かけるとは
 うれしかったぞ! もろ太郎!
 おまえは おもしろい やつだ!」




- 奈落の底 -

えんま様
「……………? ……誰じゃ!
 わしの名を 呼ぶのは?」
「おお! 桃太郎か!」
「まさか このような所で
 そなたに あえるとは!」

   ↓

「……いや!」
「わしは このままで よい!
 このままで よいのだ!」
「桃太郎! おもいがけず
 おまえの 顔を見て わしは
 希望を 持ってしまったようだ!」
「笑ってくれ!」
「わしは もう
 終わった 男だ!」

あしゅら
「えんま様!」
「あなたは つねに 希望を持て!と
 おっしゃったでは ないですか!」
「わたくしの 希望は
 えんま様! あなたです!」
「希望が 牢獄に
 入ったままで いいのですか?」

夜叉姫
「えんま様は あのとき わたしに
 桃太郎に 会えと いいましたね!」
「えんま様の おっしゃる 希望を
 桃太郎さんの 目の中に 見ました」

風神
「ぴゅるるるるぅ! えんま様!」
「希望を おしえてくれたのは
 あなたでは ないですか!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり! えんま様!」
「あなたが 命ある うちは
 希望が あると もうされました」

金太郎
「おう! おう! みなさんよ!
 希望は オラの とくい技だよ!」
「なあ! えんまの おっちゃんよー!
 あんたが そこにいるとよー!」
「希望は あんたの とくい技に
 なっちゃうから 出てきてくれよ!」

ポチ
「ワン ワン! ボクたちにだって
 希望が あるんですよ えんま様!」

モンタ
「キャッ キャッ! 希望がなきゃ
 不幸な人は 生きていけないよ!」

キーコ
「ケン ケン! 希望は
 めざめているときの 夢ですよね!」

   ↓

えんま様
「はっはっはっ!
 みんな いうわい!」
「はっはっはっ!
 えんまは ひさしぶりに
 笑ったぞ! はっはっはっ!」
「わかった! たしかに
 わしは 希望を うしなっていた!」

→アジャセ登場

アジャセ王子
「おひさしぶりです! えんま王!」
「桃太郎! えんま王が
 希望を 失うのも 無理はない」
「この牢には とんでもない
 しかけが ほどこされているのだ!」
「この牢に ふれたものは
 少しずつ その体力を うばわれ
 やがて 力つきる!」
「体力500 うばわれて はじめて
 この牢の カギが ひらくのだ!」
「おまえたちに この牢に
 ふれる 勇気が あるか?」

(いいえ)
「4人の 体力の 合計を
 500にしてから もう一度
 ここに 来るが よい!」

(はい)
「このまま 牢に
 ふれてみるか?」

(はい)→いいえは1度目と同じ

えんま様
「桃太郎… おまえという やつは!
 そして その仲間たちよ!」

−牢のダメージ

桃太郎
桃太郎は ありったけの力で
牢を こじあけようと している!
牢が ミシミシと
音を立てはじめた!

金太郎
「うりゃりゃりゃりゃりゃっ!
 うりゃりゃりゃりゃりゃっ」
「こんな牢 いますぐ
 ぶっこわして やっからな!」

浦島
「ハァ…… ハァ……」
「わたしは あきらめません!
 桃太郎さんから おそわった
 愛と 勇気が あるかぎり!」

夜叉姫
「わが父 伐折羅王!
 わが兄 ダイダ王子!」
「ふたりの 目を さまさせるため!
 えんま様! あなたの力が
 どうしても ひつよう なのです!」

あしゅら
「フッフッフッ…! えんま様!
 まだまだ 引退させませぬぞ!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 風よ! 嵐よ!」
「わしに えんま様を
 おすくいする
 力を あたえてくれ!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 雷鳴よ! 稲妻よ!」
「わしに この牢獄を
 くだく力を あたえよ!」

銀次
「ええいっ! ふつうの牢なら
 あっしが あけるんですがね!」

はらだし
「ハラホロヒレハレー!
 でも ボクは 負けません!」

   ↓

(500到達)
ミシミシと 牢獄が
音を立てて くずれていく!

   ↓

ついに 桃太郎たちは
えんまを ゆうへいしていた
呪いの牢獄を うちくだいた!

   ↓

えんま様
「桃太郎と その仲間たちよ!」
「おまえたちに 希望を
 見せられてしまった ようだな!
 今度は わしの 番だ!」
「桃太郎よ!
 わしは おまえたちと
 いづこへでも おもむこうぞ!」

カルラ
「ケーッケッケッ! えんまよ!
 伐折羅王さまに さからったな!」
「牢獄からの 脱走(だっそう)は
 死罪に あたいする!
 おまえが きめた とりきめだ!]
「ケーッケッケッ!」
「右魂鬼に 左魂鬼!
 伐折羅王さまに ほうこくせい!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

→右魂鬼・左魂鬼退場

カルラ
「ケーケッケッ!
 これで よし!」
「これで 心おきなく
 おまえらを 一度に
 しまつすることが できる!」
「さあ! 岩に うもれ
 その体を 魚たちに 食われ
 海の もくずと 消えるがいい!」

   ↓

すさまじい 地ひびきが
桃太郎たちを おそった!

アジャセ
「待てー! カルラ!」

   ↓

カルラ
「ケーッケッケッ!」
「これで 鬼の世界は
 すべて オレ様の物だ!」
「バカ正直な ダイダ王子と
 クソまじめな 伐折羅など
 だますのは かんたんだ!」
「ケーケッケッ!
 ケーケッケッ!」
「ケーケッケッ! ケーケッケッ!
 ケーケッケッ! ケーケッケッ!
 ケーケッケッ! ケーケッケッ!」

   ↓

(奈落の奥底)

えんま様
「なんという ことだ!」
「カルラめ! われらを
 いきうめに するつもりか!」

金太郎
「うりゃりゃりゃりゃりゃっ!
 うりゃりゃりゃりゃりゃっ!」

   ↓

金太郎
「ダメだ! オラの
 あたまより かてーーーっ!」

(えんま様に話しかける)
「ぬうう……!
 このままでは
 死を 待つのみ!」
   *
「すまぬ! 桃太郎!
 わしを 助けたばかりに
 このような 目に あうとは!」
   *
「しかし 何としても
 ここから のがれねば!
 う〜む! どうしたものやら…」
「うぬぬぬぬぬぬぬっ!
 わしの 目の 黒いうちは
 鬼の世界を 終わらせまいぞ!」
   *
「ぬ……?」
「まて?」
「なにやら
 物音が 聞こえぬか?」
「……土を いや 岩を
 砕くような 音が!」

   ↓

「これは いったい
 何の 音だ?」



えんま様
「気をつけろ 桃太郎!
 わしも つづくぞ!」

   ↓

「おお! そなたは!」

   ↓

「酒呑!」
「酒呑童子では ないか?」
「おまえ だったのか!
 この岩に 穴をあけたのは…!」
「む! 無理を しおって!」

酒呑童子
「……うぐぐっ! えんま様!
 ………ご無事で なにより!」
「ははは… わたしも……ごふっ!
 …桃太郎と やくそくしましてな…」
「かならず 行くといって
 ……………行かなければ」
「お…鬼の…………世界では
 最大の……はじを……ごふっ!
 せおい………ますからな…………!」

えんま様
「酒呑童子よ!」
「無理に 話すな!
 気持ちは ここにいる者 みんなに
 じゅうぶん 伝わっている!」

酒呑童子
「え…ん…ま…様! そ…し…て…
 桃…太郎… その……仲間たち…」
(→夜叉姫とあしゅらが揃っている場合のみ
「夜叉姫さ…ま… あしゅら…」のセリフ追加)

えんま様
「もうよい! 酒呑!
 しゃべるな!」

あしゅら
「軍神! きずは あさいですぞ!」

夜叉姫
「酒呑童子! 目をとじては ダメ!」

金太郎
「おう! おう!
 酒のみの あんちゃんよー!」
「まだ オラを 武人(ぶじん)と
 呼んでくれて ねーんだよ!
 まだ やること 残ってんどー!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 酒呑童子さまーーーーーーーッ!」
「わたしは 子どものころから
 あなたの 剣の つかいかたを
 マネてきたのです!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 酒呑童子さまーーーーーーーッ!」
「わたしは まだ 四天王に
 加えてもらって おりませんぞ!」

酒呑童子
「この………穴を…
 ……ぬければ… おまえたちが……」
「ハア!…ハア!………のってきた…」
「ハア!…… ごふっ!
 城まで… たどりつける……
 うおおおおおおおおおっ!」
「わが名は 酒呑! 酒呑童子!
 かつて 軍神と よばれた鬼!」
「たとえ 死すとも
 生きている者たちの
 心に 残れば それで よし!」

→酒呑童子、死す

あしゅら
「酒呑童子さまーーーーーーーッ!」

夜叉姫
「酒呑童子ーーーーーーーーーッ!」

金太郎
「酒のみの にいちゃーーーーん!」

風神
「酒呑童子さまーーーーーーーッ!」

雷神
「酒呑童子さまーーーーーーーッ!」

ポチ
「ワン ワン! 酒呑童子さま!」

モンタ
「キャッ キャッ! 酒呑童子さま!」

キーコ
「ケン ケン! 酒呑童子さま!」

   ↓

えんま様
「桃太郎よ……」
「酒呑童子の 最後の言葉を
 われらは けっして
 わすれては いけない!」

夜叉姫
「桃太郎さん!」
「これ以上 カルラの
 ぎせいになる者を
 増やしては なりません!」
「いざ まいりましょう!
 酒呑童子の とむらい合戦に!」

あしゅら
「酒呑童子さま! 軍神の名を
 つげるよう どりょくいたします!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 酒呑童子さまーーーーーーーッ!」
「われら かならずや!
 新しい 時代を
 作りますぞーーーーーーーーッ!」

雷神
「ぴゅるるるるぅ! 風神! 雷神!
 あしゅら! そして 夜叉姫さま!」
「われら 4名!
 あなたの 心の 四天王と
 させていただきます!」

えんま様
「さあ! いそがねば!
 岩が すべて くずれぬうちに
 ここを ぬけださねば!」




えんま様
「桃太郎!
 カルラのために…」
「多くの 部下や
 つみの ない 人間が
 死んでしまった…」
「わしが もっと 強く
 カルラのことを 伐折羅王さまに
 いうべきだったかも しれぬ!」
「わしは おまえから
 愛と 勇気を まなんだつもりだが
 まだまだ まなびたりないようだ!」
「どうか わしも
 仲間に 加えてくれい!」

金太郎
「おーーーし!
 出発 だどーーーッ!」

えんま様
「ふうむ……! カルラめ!」
「海底の 通路まで
 ふさいで いきおったか!」
「しかし あんずる ことはない!」
「この ていどの 岩なら
 この城を 体当たりさせれば
 くだけちるであろう!」

   ↓

「ここには かつて われらが
 作った かくし通路が ある!」
「出口の 一方は
 南東の つきあたり!」
「南東のかべに 城で体当たりすれば
 地上の 竹取の村のある島の
 みずうみに 出るはずだ!」
「そして もう一方は
 北西の つきあたりだ!
「北西のかべに 城で体当たりすれば
 地上の おによけ仙人の庵の西の
 みずうみに 出るはずだ!」
「桃太郎! 好きな方へ 行け!」




(その頃の地獄)

カルラ
「伐折羅王さま!」
「鬼の世で ありえぬことが
 おきてしまいました!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

カルラ
「あの えんま王が
 奈落の洞窟から 逃げました!」

伐折羅王
「な! なんだと!」
「あの! あの! えんまが
 鬼のおきてを
 やぶったと もうすか?」

カルラ
「ハ! ハイ! そのようなことに
 なるかと おもわれます!」

伐折羅王
「うぬぬぬぬぬぬぬっ!
 えんまよ! 血まようたか!」
「鬼の世を いっしょに
 きずきあげてきた えんまよ!」
「みそぎさえ すぎれば…
 また 軍を まかせる
 つもりだったのだぞ! えんま!」
「なぜ! わしを くるしめるのだ!
 えんまよ! おまえは 鬼の世が
 どうなっても よいのか?」

カルラ
「伐折羅王さま! そろそろ
 かぐや姫を しょぶんされては?」
「あの女が どうも
 桃太郎や えんま王の
 ささえになって いるようです」

伐折羅王
「………よい!」
「好きに せい!」
「わしは……誰を…
 信じれば…いいのだ…
 えんまよ…! ダイダよ…!」
「そして…アジャセよ…!
 おまえを よつぎに しなかったのは
 まちがえ…かも…しれぬ……!」

カルラ
「ははっ! さっそく
 月へ むかいまする!」
「………しめしめ! いまの
 伐折羅王さまは ぬけがらだ!
 へんじしたのも おぼえていまい!」
「ケーケッケッ! ケーケッケッ!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」







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