トップ資料室新桃太郎伝説 イベント会話集>十一 崩壊後〜友情の岬




新桃太郎伝説 イベント会話集
十一

= すゞめ7、竹取りの村、黄泉の塔、地獄、対三千世界、対カルラ(初回)、対伐折羅王、対カルラ(最終戦)、友情の岬 =





- すゞめ7 -

桃太郎のおじいさん
「おお! 桃太郎か!」
「とらくま童子と くま童子という
 鬼が 来て わしらを
 助けてくれたのじゃ!」
「おまえは すばらしい
 友だちを たくさん 持ってるのー」



桃太郎のおばあさん
「桃太郎や… あたし じゃよ…
 びっくり したかい?」
「鬼の みなさんが
 舟まで 用意してくれたで
 こうして 生きとるだ!」



突風ぶり太夫
「オー! トラジティ!
 突風ぶり太夫 アルネ!
 コノヨノ ジ・エンド アルネ!」
「カルラ! ドッグノ ココロ
 ワカラナイヤツ! ワルイヤツ!」



しこめ
「しこめじゃよ! 氷の塔も
 海のなかに 沈んじまいよった!」
「氷で つめたい 塔だったが
 あたしには あたたかい
 場所だったんじゃよ!」
「カルラ!」
「おまえの 野望というのは
 美しい 大地を
 よごすこと だったのかい?」



辰巳
「ああ! 桃太郎さん!
 和菓子の 辰巳です!」
「おかあさんが! おかあさんが!
 ああ! これから いったい
 どうやって 生きていけば…うっ!」



金太郎の村の村人
「オラは 金太郎の村から 来ただ!
 祭りの たいこの上に のって
 ここに ながれついただよ!」
「金太郎は 元気に してるかね?」

(金太郎がいるとセリフ追加)

金太郎
「おう! とっつぁんか!」
「たいこを 持って来るとは
 用意が いいな!」
「鬼たいじが すんだら
 みんなに 祭りの やり方を
 おしえてやろうぜ! なっ!」



浦島の村の村人
「浦島の村から なんとか
 舟で ここまで これただ!」

(浦島がいるとセリフ追加)

「浦島! おまえの家も
 しずんじまったよ!」

浦島
「家は 何回だって
 建てられるじゃないですか!」
「それより おじさん!
 ここの みなさんと
 なかよく くらしていてください」
「鬼たいじが 終わったら
 いっしょに 海を あいての
 くらしを しましょう!」



地蔵
「大地が 怒っている!
 かぐや姫を なくして
 大地が 怒っているのじゃ!」





- 竹取りの村 -

花咲かじいさん
「花咲かじじい ですじゃ!
 サルカニの村の 人たちに
 助けて いただきました!」
「花咲かの村の さくらも
 1本 残らず
 消えてしまったでしょうなあ!」



蜂乃屋
「蜂乃屋で ございます 桃太郎さん!
 大変なことに なりましたな!」
「お金なら わたくしどもが
 なんとかするのですが こうなると
 お金の はかなさが わかります…」





- 黄泉の塔 -

甚八
「チュー チュー! 桃太郎さん!
 おむすび村の 甚八です!」
「船底に まぎれて
 この人たちと いっしょに
 逃げて来たんです! でも…」
「おむすび村は 真っ赤な 水が
 あふれて 沈んで行きました……」



老人
「助けてもらって いうのも
 なんじゃが どうせなら もっと
 若いもんを 助けてほしかった」
「わしなど 生きてても
 役に 立たんぞ!」

(浦島がいるとセリフ追加)

浦島
「おじいさんには たくさんの
 ちしきが あるじゃないですか!」
「これからの 若者に
 その ちしきを 伝えてくれなきゃ」



順安のおかみ
「都の つけもの屋
 順安の おかみです!」
「わたしなど 助けても
 何の とくにも
 ならないでしょうに…」



大工のトメさん
「おう! 桃太郎さん!
 とんだことに なっちまったね!」
「でも あっしが この塔を
 もっと すみやすく
 作りかえて あげまさあ!」



しょじょ寺和尚
「しょじょ寺の 和尚ですじゃ!」
「なんとか 水アメを
 だいて にげてきたが…」
「あと 3日で 水アメが
 なくなっちまい そうなんじゃ!
 どうしたら ええんじゃあああっ!」



はらだし
「ハラホロヒレハレー!
 みんな 死んだっちゃ!
 はらだし みんな 死んだっちゃ!」

(はらだしがいるとセリフ追加)

里吉
「ハラホロヒレハレー!
 はらだしの 長もか?」

はらだし
「長も みんな 死んだっちゃ!
 里吉に あいたい いいながら……」



銀次の妻・お浜
「お父さんと いっしょに
 ここまで まいりました!」

(銀二がいるとセリフ追加)

銀次
「かかあじゃねえか!
 そうか…! 無事だったか!」

お浜
「あんたも 無事でなにより!
 わたしの 心配は いりませんよ!」
「それより 桃太郎さんと
 この世の ありさまを なんとか
 してくださらなけりゃ!」

銀次
「おめえは たいした女だよ!」



銀次の父・よしきち
「こんな時 料理人に
 できることは ただひとつ!」
「とびっきりの にぎりめしを
 こさえて みなさんに
 めしあがっていただきましょうか!」

(銀二がいるとセリフ追加)

銀次
「おやじ……!」
よしきち
「おう! 銀次か! しっかり
 桃太郎さんの 手伝いを しろよ!」



天の仙人
「ウヒャヒャ…! わしは
 天の仙人ぢゃ! まいったのォ!
 わしまで こんなところに おる」
「どこへ 逃げようかと
 おもったんじゃが どうしても
 塔が 好きでな! ウヒャヒャ…!」



怪鬼
「おひさしぶりです!
 怪鬼(けき)です!」
「羅生門さまが 鬼が島で
 はんらん軍を まとめています!」



魅鬼
「魅鬼(みき)です! わたしは
 月に 残った鬼を まとめて
 鬼が島に おくりこんでいます!」



魃鬼
「魃鬼(ばっき)です!
 羅生門さまに 黄泉の塔の
 しきを まかされました!」
「鬼と 人間が 本当に
 力を会わせる いい きっかけと
 おもって がんばります!」(原文ママ)





→地獄突入

- 伐折羅王の間 -

カルラ
「伐折羅王さま!」
「もはや わたしめの
 手におえるような ようすでは
 なくなって しまいました!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

伐折羅王
「どうしたというのだ!」

カルラ
「ダイダ王子……が!」
「ダイダ王子さまが 月で!」

伐折羅王
「だから どうした!
 はやく いえ!」

カルラ
「月で 桃太郎に
 殺されて しまいました!」

伐折羅王
「な! なんと もうしたっ!」

カルラ
「わたくしという者が いながら
 まことに もうしわけございません」
「ですが……!」
「ひきょう きわまりない 桃太郎は
 ダイダ王子が アジャセ王子と
 話しこんでいるすきに……」
「ダイダ王子を 背後から
 おそい 殺したのです!」
「あげく かえす刀で
 かぐや姫まで けさがけに
 切りすてて しまったのです!」
「あっというまの できごとに
 わたくし 何も できずに
 立ちつくして しまいました!」
「もうしわけございません!
 わたくしが いたらないばかりに!」

伐折羅王
「……………………」

カルラ
「伐折羅王さま! 桃太郎を
 このままにしては おけませぬ!」

伐折羅王
「なんと……!
 人間は おろかなのだ!」
「カルラ! もう よい!
 わしが この手で
 桃太郎を ほうむりさってやる!」

カルラ
「ははっ!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」
 




!対三千世界

三千世界
「われこそは その名も 高き
 三千世界(さんぜんせかい)なり!」
「わが魂が すむところは
 須弥山(しゅみせん)を 中心とし
 まわりに 4つの 州あり!」
「さらに そのまわりに
 9つの 山と 8つの 海がある!」
「この世界 ひとつを
 小世界と よぶなり!」
「小世界を 1000あつめて
 小千世界と よび…」
「小千世界を 1000あつめて
 中千世界と よび…」
「中千世界を 1000あつめて
 大千世界と よぶなり!」
「本当の わが名は…」
「三千大世界なりーーッ!」
「ゆえあって 鬼の軍から
 はずれていたが 鬼の世が
 一大事とあって かけつけた!」
「戦え! いざ 戦え!
 いにしえの 力
 みせてくれようぞ!」

→戦闘
「おどろいた! オレにはない
 剣のやさしさを 持っている!」
「おどろいた! これほどの
 使い手が いたとは!」
「すばらしい! 新しい時代の
 夜明けを 見るようだ!」

(勝利)
三千世界
「すばらしい! すばらしいぞ!」
「おのれの力に おそれを いだいて
 引退したことが はずかしくなる!」
「それにしても カルラめ!」
「オレが 鬼の世界に
 うとくなったを さいわいと
 助けを もとめに きおって!」
「どこまでも きたないやつ!」
「昔から うその 話を作り
 ゆえなき 戦いをさせる くせが
 すこしも なおっておらん!」
「すまなかったな! 桃太郎!
 せめてもだ!
 われの力を あたえん!」

(全回復)

「桃太郎! いつかまた
 あいたい 男だ! さらば!」





!対カルラ(初回)

カルラ
「ケーッケッケッ! 桃太郎!」
「人間のくせに
 ここまで 来たこと
 すこしは ほめてやる!」
「月で ダイダ王子に 吹き飛ばされて
 泣いていたのを おもえば
 腕が あがったではないか!」
「えんまや あしゅら
 風神 雷神 夜叉姫
 酒呑童子 アジャセ 羅生門と…」
「よくもまあ 鬼たちを
 てなずけたものよ!」
「おかげで オレ様の いげんが
 どんどん 落ちてしまった!」
「あげくは オレ様まで とうとう
 虫けらのような おまえと
 戦うはめに なるとはな……」
「大きな 虎が
 わざわざ アリたちと
 戦うのだからな……!」
「こまった 世の中に
 なったものよ!」

→えんまがいる時
「えんまよ! なぜ おまえほどの
 男が アリの 仲間に なる!」
「アリの 世界で
 いばりたかったのか?」
「おまえとは 最後まで
 わかりあえることは なかったな!」

→ここから共通
「まあ よい!
 こまった 世の中も
 すぐ もとどおりになる」
「この世を くさらせた
 おまえたちが きょう
 ここで 死ぬからだ!」
「桃太郎! まずは
 なつかしいやつらと 戦え!」
「者ども かかれ!」

→連続戦闘

(勝利)
「ケーッケッケッ!」
「ああ! いやだ!
 いやだ! まったく!」
「このオレ様が 人間などと
 戦うとはな!
 ああ! けがわらしい!」
「はやく 戦いを すませて
 酒でも のまねば
 この うさは はれぬわい!」
「さあ! かかれ!
 右魂鬼! 左魂鬼!」
「心ゆくまで 桃太郎を
 しゃぶりつくして やれ!
 ケーッケッケッ! ケーッケッケッ!」

→戦闘
「な? な? なんだと?」
「わ? わ? わしが?
 ま? ま? まけるのか?」
「グギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャ」
「ギャギャギャギャギャギャギャ
  ギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャーーッ!」
「この わしが! この わしが!
 人間ごときに まけるのか?」
「そ… そんなことは わしの
 鬼としての 誇りが ゆるせん!
 この上は みずから 死をえらぶ!」
「さらば カルラ王国よ!
 えいえん なれ!」




!対伐折羅王

伐折羅王
「桃太郎……!」
「おまえが
 わしの 愛する者を
 すべて 殺した 桃太郎か!」

夜叉姫
「お父さま!
 どうか 話を 聞いて!」

あしゅら
「伐折羅王さま わたくしは!」

えんま様
「伐折羅王さまっ! 桃太郎は
 誰も 殺しておりません!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 すべては カルラのくわだて!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 カルラに だまされていますぞ!」

伐折羅王
「ええい! おまえたちの
 話など 聞きたくもない!」

→えんま様がいる時、このセリフのみ追加
「えんま王よ! おまえは
 いまの鬼の世を 作り上げた
 一番の友と おもっていた!」

→夜叉姫がいる時、このセリフのみ追加
「夜叉よ! おまえは
 アジャセとちがい わしの
 気持ちが わかると おもっていた」

「いまの わしは
 怒りと 悲しみと 絶望で
 体が はりさけそうだ!」
「戦え! 桃太郎!」
「わが むすこ
 ダイダの かたき!
 みごと とってくれん!」

→戦闘へ

一定ダメージ
伐折羅王
「…………………………」

→夜叉姫がいない場合、数ターンの間、攻撃してこない。
「おまえたちの
 戦い方は よく わかった!」
「そのていどで わしを
 こらしめようとは あさはかな!」
「戦いとは こういうものだ!」

→夜叉姫がいる場合、強烈な全体攻撃を仕掛けてくる
(数ターン経過)
「夜叉よ!
 何を ためらう!」
「おまえは
 鬼のおきてを わすれたか!」
「われら 鬼族は
 戦いを とおして
 わかりあうことを!」
「正しきことも 悪しきことも
 すべては 戦いが
 真実を おしえてくれる!」
「おまえが わしに
 刃を むけないなら
 わしから 行くぞ!」

(勝利)
伐折羅王
「そうか! そうだったのか!」
「おまえたちと 戦って
 すべての なぞが とけた!」
「……おのれ カルラ!」
「いでよ! カルラ!
 かくれたとて むだな こと!」

   ↓

「おまえの けはいを よめぬ
 わしと おもうか!」

→カルラ登場

夜叉姫
「おまえは カルラ………!
 生きていたのね!」

金太郎
「にせもの だったんか!
 どこまでも きたねー やっちゃ!」

えんま様
「たおしたはずの カルラは
 にせものだったのか!」

カルラ
「伐折羅王さま!
 何を もうされます!」
「わたしは ちゅうじつな
 あたなの しもべに ございます!」

伐折羅王
「このごに およんで
 まだ いうか!」
「鬼の王である この 伐折羅が
 桃太郎と 戦い そして
 桃太郎を 正しいと おもった!」
「鬼が 戦いを とおして
 わかりあったのを おまえは
 ちがうと もうすのだな!」
「おまえは 鬼のおきてを
 やぶるのだな! カルラ!」
「多くの 鬼を おとしいれ
 わが むすこ ダイダを 殺し…」
「大地の ささえ
 かぐや姫まで 殺した…」
「それでも まだ
 何が ほしいと いうのだ!」

   ↓

カルラ
「ケーッケッケッ!
 ケーッケッケッ!」
「ケーッケッケッ!
 ケーッケッケッ!
 ケーッケッケッ!」
「下手(したて)に 出ていれば
 いい気に なりおって!」
「まこと 地獄を せおい
 世を 動かしてきたのは
 この カルラ………」
「カルラ様では ないか!」
「伐折羅! おまえなどは
 オレ様の あやつり人形に
 なっておれば よかったのだ!」
「いままで オレ様の
 いいなりになった ふりを
 していたかと おもっていたが…」
「そこまで あたまが
 よくなかったか!
 ケーケッケッ! ケーケッケッ!」
「まあ よい!
 すべては これで 終りだ!」
「全員そろってくれたんで
 いちいち 殺す手間が
 はぶけたと いうものよ!」
「残った 鬼たちには
 オレ様から 伝えてやるよ!」
「伐折羅は カルラ様の
 じゃまをしては もうしわけないので
 自害したとな… ケーケッケッ!」
「者ども かかれ!」

   ↓

「者ども かかれ!」

   ↓

「ええい!
 者ども かかれ!」
「なぜ 誰も したがわぬ?」
「右魂鬼! 左魂鬼!
 桃太郎と 戦え!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

カルラ
「どうした? わが たましい
 右魂鬼よ! 左魂鬼よ!」
「かかれと いうておるのだ!
 桃太郎を たおせ!」
「伐折羅を たおせ!
 かからぬかーーーーーーっ!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

伐折羅王
「カルラ! おまえに
 誰が ついて行く というのか…」
「いさぎよく はらを くくれ!」
「鬼族 最後の なさけだ!」
「切腹を ゆるす!」
「まがりなりにも わしと
 鬼の世界を きずくことに
 役立った おまえだ…」

カルラ
「おのれ……!
 かくなる上は……」
「死ねや! 伐折羅!」

→アジャセ登場

アジャセ王子
「父上−−−−−っ!」

夜叉姫
「キャアアアアアアア!
 アジャセお兄さまーっ!」

カルラ
「ケーッケッケッ!
 ケーッケッケッ!」
「まだ 生きていたか!
 こしぬけ王子め!」
「オレ様が おまえの血を 飲めば
 オレ様にも 月の血が 流れる!」
「地獄も! 月も! 地上も!
 この世は すべて オレ様の物だ!」

カルラは 月の血を 飲んだ!

カルラ
「ケーッケッケッ!
 ケーッケッケッ!」

→変貌

カルラ
「グギャギャギャギャギャギャーッ!」

→天へと舞い去った

夜叉姫
「あれが カルラなの……?」

えんま様
「まずい! カルラは
 新たな力を 手に入れた!」

あしゅら
「力のない カルラに 月の力が!
 大変なことに なります!」

金太郎
「桃太郎! カルラは どうしただ?
 ばけものに なっちまった!」

浦島
「月の血は カルラの体を
 かえてしまったのですか?」

風神
「ぴゅるるるるぅ! 月の力は
 武勇の力! まずいことになった!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり! いままでの
 カルラなら たやすいのだが…!」

アジャセ王子
「鳳凰ならば…」
「きっと…カルラに 追いつける!」
「カルラを…」
「カルラを こらしめられるのは…」
「桃太郎!」
「おまえだけ…だ…!」

アジャセ王子は
気を うしなった!

伐折羅王
「アジャセ! おまえには
 つみなことを してきた…」
「ゆるせ…」
「わしは 鬼の 行く末ばかり
 気にして おまえの言葉を
 ことごとく しりぞけてきた!」
「桃太郎! はじめてだ…
 このような 気持ちは…」
「元気になれ!
 友情の 武人たちよ!」

→鳳凰登場

伐折羅王
「むかえが 来たか!
 桃太郎! 行くがよい!」
「地上へ 出たら 鳳凰で
 北へ 北へと 天を めざせ!」
「カルラに きっと
 追いつくはずだ!」


アジャセ王子
「も…桃太郎……!
 カル…ラを…!」


伐折羅王
「アジャセは わしに まかせて
 カルラを 追うのだ 桃太郎!」



!対カルラ(最終戦)

カルラ
「ケーケッケッ!」
「桃太郎!」
「月の血は オレ様に 大いなる
 力を あたえてくれたぞ!」
「こんなことなら はじめから
 かぐや姫の 生き血でも
 飲んでいれば よかった!」
「見よ! こんなに
 美しい 体を!」
「見よ! こんなに
 強い 力を!」
「見よ! こんなに
 かしこい 知力を!」
「オレ様は すべてを
 手にいれたのだっ!」
「これから
 月に行き 月の血を
 あびるほど 飲むのだ!」
「どうだ! 桃太郎!
 おまえも オレ様と いっしょに
 月へ 行かぬか?」
「ケーケッケッ!」
「誰が 月の血を
 おまえに わけてやるものか!」
「この空も! あの海も!
 あの大地も! 森も! 林も!
 家も! 蔵も! 金も!」
「あらゆる 富は
 集まるべくして オレ様のもとに
 あつまったのだーーーーーッ!」

→倒す

カルラ
「グギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャッ!」
「うそだ! うそだ! このオレ様が!
 人間ごときに 負けるわけがない!
 うそだ! うそだ! うそだ!」
「グギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャッ!」
「うそだ! うそだ! うそだ!
 うそだ! うそだ! うそだ!
 うそだ! うそだ! うそだ!」
「グギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャッ!」
「うそだ! うそだ! うそだ!
 うそだ! うそだ! うそだ!
 うそだ! うそだ! うそだ!」
「グギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャッ!」
「うそだ! うそだ! うそだ!
 うそだ! うそだ! うそだ!
 うそだ! うそだ! うそだ!」
「グギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャ
 ギャギャギャギャギャギャギャッ!」
「体が石になる!」
「体が…石に……なる!」
「体が…石に…」
「オレ様の…野望は…」
「終わ…る…の…か…?」
「…………………………」
カルラの 体は とうとう
全部 石に なってしまった!





- 友情の岬 -

伐折羅王
「桃太郎! ごくろうだった!」
「(二人目)!」
「(三人目)!」
「(四人目)!」
「よくぞ カルラを こらしめた!
 鬼族の 長として 礼をいう!」

金太郎
「オラたちの 力だけでねっど!
 村人や 鬼の 力が 加わっただ!」

夜叉姫
「ダイダ王子 お兄さまの 声が
 聞こえたような 気がするの」
「きっと お兄さまは わたしたちを
 見守ってくれて いたんだわ!」

浦島
「友情ですよ! 友情の力が
 私たちを 勝たせてくれたんです」

えんま様
「すべては 桃太郎と
 桃太郎を したう者の てがらだ!」

あしゅら
「この戦いに 加われて
 一生の ほこりです!」

風神
「ぴゅるるるるぅ! 酒呑童子さまの
 かたきを うたせていただきました」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり! 鬼族の
 はじを うち取ったまで!」

ましら
「最高の ライブだったぜ!
 アンコールは いらないぜ!」

銀次
「それでも! それでも!
 かぐや姫さまは もどらねえ!」

里吉(はらだし)
「おいも これで 本当に
 桃太郎さんの 仲間っちゃ!」

福の神
「わしより 仲間の方が
 福の神のような 気がしてきたわい」

貧乏神
「うれしいのねん! やっぱり
 正義は かならず 勝つのねん!」

天の邪鬼
「ヘイ ヘイ! オレさまの力で
 勝てたような もんだぜ!」

雪だるま
「キャハハハハハハ! こんな
 たのしい 気持ち うっそみたい!」

といちや
「これからの 商いに 役だつ
 いい勉強 させてもらいました!」

でか太郎
「みんなの 力なんだなー!
 アッポー! アッポー!」

寝太郎
「すーごーいーこーとー
 しーたんだーなー! うーれーしー」

伐折羅王
「みんなが しんぱいしている
 アジャセは 元気だ!」
「竹取りの村で かぐや姫と
 いっしょに いるぞ!」

銀次
「えっ! すると
 かぐや姫さまも 元気で!」

金太郎
「お! 笛吹きの 兄ちゃん
 元気に なったんか!」

夜叉姫
「よかった アジャセお兄さまは
 ご無事だったのね……」
「うれしいわ クスン!」

浦島
「よかったですね! みなさん!
 本当に よかったですね!」

えんま様
「伐折羅さま! ひさびさに
 鬼道を つかいましたな!」

あしゅら
「えっ! アジャセ王子が!
 それは よかった!」

風神
「ぴゅるるるるぅ! アジャセ王子が
 生きてこその 勝利と思うていた」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 すべて よき 終りだ!」

伐折羅王
「どうだろう! みんな!」
「わしは この 石になった
 カルラを このまま ここに
 おいておこうと 思うのだ!」
「苦しいときは 誰でも
 力を合わせるが 豊かになると
 誰の心にも すきが できる!」
「自分に あまくなり
 ほかの者に たいして 思いやる
 友情の 心を なくしてしまう」

金太郎
「いいこと いうぜ!
 夜叉姫の 父ちゃんよー!」

夜叉姫
「それが いいわ!」
「わたしたちは いつまた
 友情の大切さを
 わすれるかも 知れないから!」

浦島
「そうですね! みんなが 一生
 友情の力を わすれないように!」

えんま様
「それは よい かんがえですな!
 昔の 伐折羅さまが もどった!」

あしゅら
「友情の 大切さを
 肝に 命じます!」

風神
「ぴゅるるるるぅ! それは よき
 いましめに なりますな!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり! 悪しき物に
 ふたを しては いけませんな!」

銀次
「天狗に なっちゃ
 いけねえって ことですね!」

伐折羅王
「ちょうど よい! ここを
 友情の みさきと 名づけよう!」
「そして ここを
 鬼と 人間の 新しい 国作りの
 出発点と しようではないか!」
「さあ! みなが 待っている!
 竹取りの村へ 行こう!」

   ↓

(竹取りの村)
アジャセ王子
「桃太郎! かぐや姫が
 生きかえったのだ!」
「竹が! 竹が! 姫を
 すくってくれたのだ!」

かぐや姫
「いいえ! ずっと わたしを
 かんびょうして いただいた…」
「アジャセ王子や 村のみなさんの
 はげましの おかげなのです!」

伐折羅王
「どうだ? かぐや姫と アジャセの
 顔を 見て みな 安心したか?」
「だが 安心したばかりは
 いられないのだ!」
「一度 沈んだ 大地が いままた
 少しづつ うかんで来ては いるが
 草木ひとつ はえていない!」
「赤い血を 吸った
 苦しそうな 大地だ!」
「この大地の 苦しみを
 みなの 力で 助けたいのだ!」
「長い 戦いで みなも
 つかれているだろうが…」
「力を 合わせて 大地の 自然を
 取り戻すことが 鬼と 人間の
 友情の はじまりとなる!」
「この世で いちばん さいしょに
 友情の大切さを 知った
 おまえたちが みなに 伝えるのだ」

かぐや姫
「桃太郎さん! この 月の鈴を
 どうか うけとってください!」
「あなたの手で 月の鈴を
 勇気の剣を かかげた あの
 みさきで 使ってくださいませ!」
「きっと 海も 大地も
 命の かがやきを
 取り戻すことでしょう!」
「桃太郎さん! どうか みなさんと
 ごいっしょに 新しい世界で
 新しい夢を つむいでくださいね!」

桃太郎たちは かぐや姫から
月の鈴を いただいた!







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