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新桃太郎伝説 イベント会話集

= 黄泉の塔、鬼が島・三途の川、月の宮殿、鳳凰イベント、豊かの村、かぐやイベント =





- 黄泉の塔 -

→えんま様がいる
羅生門
「おお! えんま様!
 奈落の洞窟に とじこめられたと
 きいておりましたが ごぶじで!」
「この 羅生門(らしょうもん)!
 しんぱいして おりました!」

→ここから共通
「おお! 桃太郎! いつぞやも
 この 塔で 戦ったな!
 羅生門(らしょうもん)の鬼だ!」
「わしも カルラに
 さからった ために
 ここで こうしておる!」
「一竿(いっかん)の風月を
 きめこんで わずらわしいことには
 目を つむろうとしたのだが…」
「桃太郎!
 わしは おどろいた!」
「人間どもが アリのように
 この塔を よじのぼってくる!」
「カルラのいう 虫けらが
 死を かくごで かぐや姫を 助けに
 鬼たちと 戦って 死んで行く…」
「なんと 人間たちは 美しいのか!
 わしは 心の底から
 愛というものを かんじた!」
「しかし!」
「わしは 鬼族の 羅生門だ!
 鬼のしきたりを やぶれぬ!」
「たとえ カルラの 悪知恵でも!」
「伐折羅王さまは わしに
 ここを 守れと 命じている!」
「桃太郎!
 わしを たおして行け!」
「いずれにしても
 わしを たおせぬようでは
 カルラには 勝てまい!」
「ましてや ダイダ王子をや!」

→戦闘
(敗北)
羅生門
「桃太郎! 鹿角の術に たよるな!
 本当の力が そだたぬぞ!」
「いつでも 来るが いい!
 あいてに なる!」

(勝利)
羅生門
「見事だ! 桃太郎!
 わしを のりこえたな」
「鬼の世界に おまえのような
 若者が いたら こんなことには
 ならなくて すんだろう!」
「桃太郎! 月へ行け!
 嵐の村には 月の舟がある!」
「月の舟なら 月のどこへでも
 飛んで行けるから
 月の宮殿へも 行けるはずだ!」
「村人に なりかわり
 かぐや姫を 助け出すが よい!」




- 鬼が島・三途の川 -

奪衣婆
「グヒヒヒヒッ! おまえも
 人間ならば あたしの名を
 一度は 聞いたこと あるじゃろ?」
「グヒヒヒヒッ!
 三途(さんず)の川の
  奪衣婆(だつえば)じゃよ!」
「悪いけど この 三途の川は
 生きてる人間を 通すわけには
 いかないんじゃ! グヒヒヒヒッ!」

けんね爺(おう)
「ここを 生きて 通れればな!
 グシシシシッ! グシシシシッ!」

→戦闘

奪衣婆に仲間は防具を取られる

「これは 三途の川を わたるときの
 おやくそく だからねえ!」
「あたしも 伐折羅王さまの
 ごめいれいに そむくわけには
 いかないしね! グヒヒヒヒッ!」

(勝利・満月の水晶入手)




- 月の宮殿 -

カルラ
「ええい! 吐け!
 これでも 吐かぬか!」
「月の水晶の
 力とは 何なんだ!」

アジャセ王子
「やめろ! カルラ!」
「なぜだ? ダイダ兄上!
 なぜ カルラに
 あのような まねを させる!」

ダイダ王子
「おまえの 知ったことでは ない!」

   ↓

「さがれ! アジャセ!」

夜叉姫
「やめて! お兄さま!
 きずつけあうのは やめてーッ!」

   ↓

「ダイダお兄さま! どうして?」
「ダイダお兄さまは
 鬼の王に なる方でしょ? なのに
 カルラの いいなりに なるの?」

ダイダ王子
「あまやかされて そだった おまえに
 カルラの 気持ちが わかるか!」
「強い者が この世を 支配する!
 そのためには どうしても
 カルラの力が ひつようなのだ!」
「そこを どけ!」

夜叉姫
「お兄さま……!」

ダイダ王子
「桃太郎! おまえの
 いいたいことは わかる!」
「すべては 戦いのなかで
 おまえに 問いたい!」
「さあ! 見せてみろ!
 おまえの ありったけの力を!
 今こそ 本気で 戦おうぞ!」

→戦闘

「なぜだ? こんな かぼそい力で
 羅生門に 勝ったというのか?」
「なぜだ? こんな 弱いやつに
 みんなが ついていくのか?」
「なぜだ? こいつらは
 勝ちたいと おもわないのか?」
「何ィ? 弱いからこそ
 桃太郎に ついて行くだと?」
「何ィ? 弱さのなかに
 力が ひめられているのか?」
「弱い心が ひとつの たばとなって
 大きな力と なってゆくのか!!!」
「弱いから みんなの力で助け合う!
 それが 友情の力なのか!!!!!」

→一定ダメージ
「そうか! おまえたちは
 大木でなく 葦(あし)なのか!」
「大きな木は 力強いが
 そだちにくいし 一度折れれば
 二度と 立ち直れない!」
「桃太郎! おまえは はじめから
 川面に そよぐ 葦(あし)を
 めざしていたのか!」
「だから おまえの 剣は
 弱いのではなく
 風にそよぐ 葦だったわけだ!」
「そして ◇◇◇◇! ◇◇◇◇!
 ◇◇◇◇! おまえたちが
 桃太郎を ささえてたわけだ!」
「わかったぞ! 桃太郎!
 とぎすまされた 剣でもって
 おまえに おしえられた!」
「まことの 強さを!
 オレの なすべきことを!」

→戦闘終了

ダイダ王子
「桃太郎! オレも おまえたちの
 仲間に 加えてくれ! たのむ!」

→仲間に加わるが……

「さあ! この 新しい力を
 地獄の 者どもに 伝えに行こう!」

カルラ
「ケーケッケッ!
 死ねや! ダイダ!」

   ↓

夜叉姫
「キャーーーーーーッ!
 ダイダお兄さまーッ!」

あしゅら
「カルラ! 何をするッ!!」

えんま様
「ダイダ王子! いかがなされた!」

ダイダ王子
「カルラ……!!
 おまえは… おまえ…は…!」

カルラ
「ケーッケッケッ!
 おろかな ダイダ王子!」
「しょせん あなたは
 王の器では なかったのだ!」
「伐折羅さまには
 桃太郎に 負けた くやしさで
 切腹したと 伝えてあげますよ!」
「あとの 鬼の世は
 このカルラに まかせたと
 いったことも お伝えしますよ!」
「ケーケッケッ! ダイダ王子!
 ゆっくり 休むが いい!
 えいえんに 目を あけずにな!」
「ケーケッケッ!」

   ↓

ダイダ王子
「カルラめ… こういう…
 こと……だった…のか…」
「オレを……つかって…
 自分の… つごうのいい…
 世界を…作りたかっただけか!」
「ハア… ハア…
 オレは カルラの…
 道具だったのか…」
「剣か……? 防具か!
 ハア… ハア…」
「もう… 目が… 見えぬ…
 ア…ジャセ…は…どこだ…?」

→アジャセ登場

ダイダ王子
「オレたちは…なかの…よい…
 きょうだいでは なかったな…」
「しかし…めざす…道は
 …おなじだった…はずだ」
「あとを… たの…む!
 地獄を…桃太郎と
 新しく ぬりかえるのだ!」

夜叉姫
「いやよ! どうして?
 お兄さまが 死ぬなんて いやよ!」

ダイダ王子
「…夜叉よ! 泣くことは…ない
 これも… さだめだ…」
「ハア… ハア…
 …桃太郎と… 行くがよい…」

あしゅら
「ダイダ王子! まだ あなたは
 友情の力を 身につけていませぬぞ」

ダイダ王子
「ははは… あしゅら……らしい…
 ……ありがとう……あしゅら…」

金太郎
「ぬむたそうな目の にいちゃんよー!
 ホントに ねて どうすんだよ!」
「新しい時代の 朝が 来るぞ!
 おきろよ! おきろよーーーーッ!」

えんま様
「伐折羅王さまは あなたと
 新しい時代を 作るつもりですぞ!」

ダイダ王子
「アジャセが いる…」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 ダイダ王子さまーッ!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 ダイダ王子さまーッ!」

ダイダ王子
「アジャセ…お…まえの……笛を…」
「もう一度…聞きたかった…
 夜叉と… おまえと… オレとで…」
「ごふっ!」

ダイダ王子は しずかな
ねむりに ついた……………!

アジャセ
「カルラめ……!」
「この 怒りと 悲しみは
 千夜をすぎても
 いやされは しまいっ!」
「くぬぬぬっ!」

   ↓

「桃太郎!」
「月の水晶のなぞは とけたか?」
「この宮殿の 仙女たちなら
 かぐや姫から おまえに 何か
 いいつかっているかも 知れぬ」
「わたしは いまから
 カルラを おいかける!」
「カルラめ! このアジャセ!
 天と地の はてまでも
 おいつめてみせよう!」




!鳳凰イベント

仙女
「ああ! 桃太郎さん!」
「わたくしが 役立つなんて!
 悲しゅうございます!」
「かぐや姫さまは…」
「わが身に もしものことあれば
 ここで 桃太郎さんを
 お待ちせよと もうされました!」
「そして 月の水晶のひみつを
 おしえなさいと
 お命じに なったのです!」
「だから わたくしは
 悲しいので ございます!」
「でも 役目です!」
「桃太郎さん! 月の 水晶は
 8つ すべて
 そろいましたでしょうか?」

(いいえ)
「それは 残念です!
 いっこくも はやく
 そろえてくださいませ!」
「ここで お待ちしております!」

(はい)
「さあ! まいりましょう!
 伝説の 鳳凰(ほうおう)を
 よみがえらせましょう!」

   ↓

「桃太郎さん! 月の水晶を
 おかしくださいませ!」

   ↓

「月みちて…」
「人鬼むすぶ 子をいだき…」
「はばたき いずる…」
「天の鳳凰!」

   ↓

月の水晶に ひめられた力が
いま ときはなたれた!
水晶は 鳳凰となった!
伝説の 鳳凰が よみがえる!

仙女
「桃太郎さん!」
「よみがえった 鳳凰は
 あなたを のせて
 望みのままに 飛びますわ!」
「鳳凰ならば
 月の山も 地上の谷も
 三途の川も こえられましょう!」
「この 鳳凰の笛を吹けば
 鳳凰は 桃太郎さんの
 もとへ まいります!」
「どうか かぐや姫さまを
 おすくいくださいませ!」

→鳳凰の笛入手




- 豊かの村 -

星夜
「わたくしは 白砂の泉を
 まもっている 星夜です」
「桃太郎さん! 青き隕星で
 勇気の剣を きたえる
 かくごなのですね?」
「それでは ここに 勇気の剣を
 さして くださいませ!」

→勇気の剣を差す

星夜
「あとは 青き隕星が
 落ちるのを ねがうばかり…」

   ↓

「青き 隕星が まことに
 落ちて来るとは……!」
「桃太郎さんが すべての世を
 すくわれる お方という
 あかしの ようですね!」
「青き隕星が あれほどの
 かがやきを もって
 落ちて来たのは はじめてです!」
「さあ! 桃太郎さん!
 勇気の剣を!」





!かぐやイベント

アジャセ王子
「カルラーッ!
 かぐら姫に 何をする!」

カルラ
「ケーッケッケッ!」
「にて 食おうと
 焼いて 食おうと
 オレ様の 勝手だっ!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

金太郎
「やいやい! 鳥野郎!
 かぐや姫さまを かえせー!」

浦島
「おねがいです! わたしたちの
 希望を かえしてください!」

夜叉姫
「カルラ! 誰に 手をかけているか
 わかっているのですか?」

えんま様
「カルラ! そこまでだ!
 これ以上 はじを さらすな!」

あしゅら
「カルラめ! かぐや姫さまを
 どうしようと いうのだ?」

風神
「ぴゅるるるるぅ! カルラ!
 かぐや姫さまから はなれろ!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり! カルラ!
 鬼族の はじを さらすな!」

銀次
「カルラ! かぐや姫さまに
 手をふれるんじゃねえ!」

ポチ
「ワン ワン!
 その きたない手を はなせ!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 かぐや姫さまを どうする気だ!」

キーコ
「ケン ケン!
 かぐや姫様を かえして!」

カルラ
「ケーケッケッ!
 桃太郎たちも 来たか!」
「ちょうど よい!
 おまえたちに 聞きたい!」
「おまえたちは なぜ
 こんな 力もない 小娘を
 助けようとする?」
「その ひっしに なり方は
 あまりにも おかしい!」

金太郎
「そんなこと いえるかー!」

夜叉姫
「そ… それは…」

浦島
「みなさん! いってはいけません!」

えんま様
「ぐ……ぐぬぬぬ…」

あしゅら
「だまれ! カルラ!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 おまえの 知ったことか!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 ぬ……ぐむむむむ…!」

銀次
「てめえなんかに いえるか!」

ポチ
「ワン ワン!
 ぜったい おしえるもんか!」

モンタ
「キャッ キャッ!
  ううう……キィーーー!」

キーコ
「ケン ケン!
 だめよ! いっては だめ!」

アジャセ王子
「くっ……………!」

カルラ
「ケーケッケッ! どうした?
 みんな あおざめた顔をして!」
「この小娘が 死ぬと
 大地が くずれることくらい
 オレ様は 知っているよ!」
「だが じっさい
 どのくらい どうなるのかを
 おまえたちから 聞きたいのさ!」
「もちろん
 いいたくなければ
 いわなくても よいのだぞ!」
「ここで 小娘を
 殺してみれば すむ!」

金太郎
「き きたない やつめ!」

夜叉姫
「なんてことを…」

浦島
「や やめてください!」

えんま様
「カルラ… おまえの
 ひれつさは 底知れぬ!」

あしゅら
「だ 誰が いうか!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 ひきょう者め〜〜〜!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 そこまで 苦しむ顔が 見たいか!」

銀次
「カ…ル…ラ!」

ポチ
「ワン ワン!
 グ…グルルル……!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 ううう……キィーーー!」

キーコ
「ケン ケン!
 いっては だめ! だめ!」

アジャセ王子
「くっ……………!」

かぐや姫
「話しては なりません!」

カルラ
「ケーケッケッ! どうした!
 誰も いわぬのか?」
「かぐや姫が どうなっても
 いいということだな?」

金太郎
「きたねえ! きたねえど!」

夜叉姫
「なんて むごい…!」

浦島
「あなたには 命の とうとさが
 わからないのですかーーーっ!」

えんま様
「カルラ! 血まようたか!」

あしゅら
「うぬぬぬっ…うすぎたないやつ!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 鬼の 風上にも おけぬやつ!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 うれしそな 顔を しおって!」

銀次
「カ…ル…ラ!」

ポチ
「ワン ワン!
 何てことを…!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 きたない! きたない!」

キーコ
「ケン ケン!
 もう やめて!」

アジャセ王子
「くっ……………!」

かぐや姫
「おねがい! いわないで!」

カルラ
「しかたのない やつらだ!
 5つ かぞえてやる!」
「それまでに いわねば…!
 ケーケッケッ! わかっているな!」
「1つ!」
「2つ!」
「3つ!」
「4つ!」

金太郎
「やめろ! やめるんだ!」

夜叉姫
「カルラ! あまりにも
 ひきょうな! くっ!」

浦島
「いけません!
 あの目は 本気です!」

えんま様
「どこまでも きたないやつめ!」

あしゅら
「かぐや姫さまの ためには
 いうしか ないのか…!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 どうしたら よいのだ!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 このままでは かぐや姫さまが…」

銀次
「桃太郎さん! あっしは
 もう がまん できねえ!」

ポチ
「ワン ワン!
 この ひきょう者め!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 どうしよう どうしよう!」

キーコ
「ケン ケン! まずいわ!」

アジャセ王子
「くっ……………!」

カルラ
「5………」

アジャセ王子
「まて! まってくれ!」
「どうした! アジャセ王子
 びっしょり あせを かいて!」
「体に よくないぞ!
 はやく しゃべって
 すっきりすることだな!」

アジャセ王子
「たのむ! いうから かぐや姫を
 月に かえすと ちかってくれ!」

カルラ
「よかろう!」

アジャセ王子
「かぐや姫は わたしと おなじく
 月の民の まつえいなのだ!」
「夜空に光る 月は その昔
 月の民たちの 意志が
 まとまって 形になったという!」
「その月から 生まれたのが
 この大地だと いわれている」
「なかでも かぐや姫の 祖先の血は
 月や 大地を ささえるには
 もっとも 強いと いわれていた!」
「だから かぐや姫は
 月と 地上と 何度も
 行ったり 来たり していたのだ!」

カルラ
「おもしろい! じつに
 おもしろい 話ではないか!」

アジャセ王子
「……だから!」
「かぐや姫に もしものことがあると…
 月と 竹取りの村を 残して…
 すべて 沈んでしまう!」

カルラ
「ほう! ほう! では
 この鬼が島は どうなる?」

アジャセ王子
「……くっ!」
「…わたしも 月の民の まつえい
 少しながら 鬼の世界にも
 月の血は ながれている…」
「だから わずかながら
 ……………残るだろう!」

カルラ
「ケーケッケッ! ケーケッケッ!
 おもしろい! おもしろすぎる!」
「まさに オレ様のために
 作られたような 話ではないか!」
「たしかに おまえたちが
 むきになるわけだ!」
「そして…」
「オレ様には この小娘は
 ひつよう ないことが
 よ〜く わかった!」

金太郎
「てめえ! 話がちがうじゃねえか!」

夜叉姫
「カルラ! おまえ
 何を かんがえてるの!」

浦島
「あなたには 親の気持ちが
 わからないのですか!」

えんま様
「カルラ! ゆるさんぞ!」

あしゅら
「おろかな…! ま! まさか!
 本気で いっているのか?」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 やくそくを たがえる気か!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 まてい! 血まようたか!」

銀次
「やめろ! やめてくれ!」

ポチ
「ワン ワン!
 どういう いみだ!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 そんなの ずるい ずるい!」

キーコ
「ケン ケン!
 やめさない! ひきょうよ!」

アジャセ王子
「カルラ……………!」

かぐや姫
「はなして! はなしてください!」

   ↓

カルラ
「ケーケッケッ!
 じたばた しおって!」

アジャセ王子
「やめろ! やめるんだ!
 その手を はなせーーーっ!」

   ↓

カルラ
「ん? 何だ?
 アジャセ王子! 何か いったか?」
「手を はなせ だと?」
「はなして いいんだな!」
「そーーーーーーーれっ!」

   ↓

アジャセ王子
「姫−−−−−−−−ッ!」

   ↓

夜叉姫
「キャアアアアアアアア!」

金太郎
「て! てめえ!」

浦島
「かぐや姫さまーーーーッ!」

あしゅら
「うおおおおおおおっ!」

えんま様
「カルラ! お おまえは!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 まっ! まさか!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 な…何ということをーーー!」

銀次
「う! うそだ!
 かぐや姫さまーーーーーーッ!」

ポチ
「ワン ワン!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 かぐや姫さまーーーーーッ!」

キーコ
「ケン ケン!
 うそでしょ! うそでしょ!」

カルラ
「ケーケッケッ! さあ!
 この世は どうなるんだ!」

   ↓

カルラ
「ケーケッケッ! 来た! 来た!
 おもしろいぞ! おもしろいぞ!」
「大地よ 沈め!」
「山よ くずれろ!」
「川よ みだれろ!」
「ケーッケッケッ!
 ケーッケッケッ!」

右魂鬼
「グルルルルル!」

左魂鬼
「ガルルルルル!」

   ↓

アジャセ王子
「姫!」

かぐや姫
「運命は… かえられませんが…
 やわらげる…こと…くらいは…」
「どう…か…
 竹取の…村へ…」

夜叉姫
「かぐや姫さま!」

金太郎
「うえ〜〜〜〜〜〜ん!
 かぐや姫さまーーーーーッ!」

浦島
「私が かぐや姫さまに
 きんたんの術を… あっ!」

あしゅら
「うおおおおおおおっ!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 誰か! 医者を呼べ!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 何とか… 何とかせねば!」

えんま
「この世が はめつしてしまうのか!」

銀次
「かぐや姫さま…! あっしは…
 あっしは… うおおおおおおっ!」

ポチ
「ワン ワン!
 かぐや姫さまーーーーーッ!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 死なないで 死なないで!」

キーコ
「ケン ケン!
 だめです! しっかりして!」

アジャセ王子
「姫−−−−−−−−ッ!」

かぐや姫
「さ…よ…な…ら…」

かぐや姫は こときれた!



花咲かの村
「うわあああああっ!
 さくらの木が!」

金太郎の村
「えーん! えーん!
 金太郎の あんちゃん!
 たすけてよー! えーん!」

浦島の村
「うわあああああっ!
 海が 真っ赤に!
 海の神様が 怒ってるだ!」
「浦島! 助けておくれ!
 助けて……!
 た…す…け…て……!」

旅立ちの村
「うわあああああっ!
 いったい 何が
 おこったと いうだ!」
「うわあああああっ!
 オラの 畑が! 家が!
 みんな 沈むだ!」

アジャセ王子
「かぐや姫…… なんてことだ!」
「わたしは とうとう
 あなたを 守れなかった……」
「かぐや姫が 力つきるとき
 天地は はりさけてしまう!」
「わたしの 心も……」

夜叉姫
「お兄さま! かぐや姫さまは
 もう…… もう…… ううっ!」

えんま
「この えんまが
 力のなさを かんじるとは!」
「もはや この世は
 ほろびの時を 待つだけだ!」

金太郎
「なあ! 天地が さけるって
 どうなっちまうんだよ!」
「オラの村も! 浦島んとこも!
 桃太郎んちも! みーんな
 海に 沈んじまうのか?」

浦島
「かぐや姫さま… 本当に もう
 いきたえて しまわれたのですか?」
「生きているときと かわらず
 お美しいままなのに…」

あしゅら
「ゆれる! 天地が さける!」

風神
「ぴゅるるるるぅ!
 風が 泣いている!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 われらの旅は むだだったのか…!」

銀次
「…………………………!」
銀次は 声もない……

ポチ
「ワン ワン!
 かぐや姫さまが… そんな…」

モンタ
「キャッ キャッ!
 本当に 死んじゃったの?」

キーコ
「ケン ケン!
 わたしたち どうしたら…!」

   ↓

アジャセ王子
「桃太郎!」
「姫を! かぐや姫を
 竹取の村まで はこぶんだ!」

金太郎
「笛吹きの 兄ちゃんよー!
 何てこと いい出すんだよ!」

浦島
「もう 手おくれですよ!
 アジャセ王子さん…!」

夜叉姫
「お兄さまが こんなに
 とりみだすなんて!」

えんま様
「アジャセ王子! どうしたのだ!
 気でも ふれてしまったか!」

風神
「ぴゅるるるるぅ! とつぜん
 何を おっしゃられるか!」

雷神
「ぐゎらり ぐゎらり!
 アジャセ王子! もはや…」

あしゅら
「桃太郎! どうしたらよいのだ!」

銀次
「…………………………!」
銀次は 声もない……

ポチ
「ワン ワン!
 どうか おちついて!」

モンタ
「キャッ キャッ!
 もう 手おくれなんです!」

キーコ
「ケン ケン!
 どうしようと いうのですか?」

アジャセ王子
「ダメで もともとなら 何を
 ためしても よいではないかーッ!」

(いいえ)
金太郎
「桃太郎! 笛吹きの 兄ちゃんの
 いうとおりだ! 行こう!」

えんま様
「うむ! たしかに
 アジャセ王子の いうとおりだ!」

キーコ
「ケン ケン!
 無理でも やってみましょうよ!」

(はい)
アジャセ王子
「桃太郎 すまない…!」
「おさない姫を はぐくんだ
 竹林の中ならば…
 姫も ゆっくり やすめよう!」

→鳳凰で移動

   ↓

竹取の翁
「かぐや! かぐや!」

おばあさん
「こんなに ひどいめに!
 さぞや つらかった ろうに……」

アジャセ王子
「おじいさん! おばあさん!」
「かぐや姫が 生まれた
 竹林を おしえてください!」

   ↓

竹取の翁
「おお! 竹の花がこんなに……」

アジャセ王子
「竹には 神が 宿ると
 伝えられている!」
「120年に 一度
 いっせいに 花ひらき
 そして 枯れてしまう…」
「だが! たとえ 枯れはてても
 竹は おそろしい はやさで
 よみがえる力を もっている!」
「かぐや姫は
 竹から 生まれた姫!」
「あるいは 姫も……」



アジャセ王子
「すまない! 桃太郎!」
「目を はなしたら かぐや姫が
 今にも 消えてしまいそうで……!」
「鬼の血を 引きながら
 あまりにも 心弱い
 わたしを 笑ってくれ!」
「いますこし 姫の そばに
 いさせてくれ……………
 かならず あとから 行く!」







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