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ED 0 ザールブルグの錬金術士 ED 1 伝説の人再び ED 2 マイスターランク ED 3 宮廷魔術師 ED 4 エルフィール・フォン・トラウム ED 5 はぐれ雲 ED 6 ケーキ屋 ED 7 ノーマルエンディング ED 8 ザールブルグの嫌われ者 ED 9 1留エンディング ED 10 5留エンディング ED 11 バッドエンディング1 ED 12 バッドエンディング2 |
ED 0 ザールブルグの錬金術士 (錬金術とは何だろう。究極の命題の答えを見つけるため、私はマルローネさんに会わなければならない。 もちろん錬金術の能力も極限まで高める必要がある。答えは、出るだろうか) * イングリド 「来たわね、エルフィール。 エルフィール 「……あれ、マルローネさん…。 マルローネ 「実は私も呼ばれていたんだ。 イングリド 「今日、ここに2人を呼んだのは2つの理由があるからです。まず、エルフィール。 エルフィール 「は、はいっ! イングリド 「エルフィール、6年間、よく頑張りましたね。マイスターランクの卒業を認めます。おめでとう。 エルフィール (や、やった…!) マルローネ 「やったね! イングリド 「次にマルローネ。話によるとはるばるケントニスまで行ったようね。 マルローネ 「はい。…錬金術って何だろうと思って、先生の故郷まで行けば何か分かるかも知れないと思って…、それで……。 イングリド 「では聞きます。錬金術とは何ですか? マルローネ 「ええと…、まだよく分からないけど…。「希望」…かなあ? イングリド 「エルフィール、あなたもケントニスに行きましたね。錬金術とは何ですか? エルフィール 「私は「夢」だと思います。何となくですけど……。 イングリド 「マルローネ。エルフィール。よく真理を突きとめましたね。二人とも正解よ。 錬金というのは金を作り出すことではないわ。無から有を作り出す、ひいては作り出すよう努力することです。 つまり錬金術とは何かを作り出そうとする「夢」であり「希望」でもあるのです。 よこしまな心を持っていては決して錬金術はうまくいかないわ。 マルローネ 「……。 エルフィール 「…………。 イングリド 「おめでとう。あなたたちは真の錬金術士となったのよ。 (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。錬金術の技を極限まで高めた彼女は、全ての始まりであり全てのカギを握っているアカデミーの総本山、 ケントニスで命の恩人マルローネに会いました。そしてそこで「錬金術とは何か」という究極の命題にぶつかったのでした。 しかし彼女はマルローネと共に、「錬金術とは「夢」である」という結論を導き出しました。 二人の夢はまだ続きます。 二人はお互いの飽くなき夢をかなえるため、そして他の人たちにも夢を与えられるようになるため、さらに走り続けることを誓い合うのでした。 ED 1 伝説の人再び (次は、憧れのマルローネさんと同じような人生を歩んでみよう!出来るかなあ? マイスターランクに行くだけの成績を残しつつ、武闘大会に優勝出来るほど冒険をすれば…。) * イングリド 「来たわね、エルフィール。 あなた、よくもまあここまで成長しましたね。マイスターランクまで行って。 エルフィール 「エ、エヘヘ…そうですか? イングリド 「…………あなた、何か勘違いしているようね。私が言っているのはあなたの錬金術士の能力ではなくて…これよ! 何ですか、この太い腕は!どこからどう見ても冒険者やゴロツキよ!マイスターランクで一体何を学んだの! エルフィール 「ややっ、言われてみるといつの間にかすごくごっつい体になってる、私……。 イングリド 「……とりあえず、あなたの卒業は認めます。それだけいい体つきならどこに行っても平気でしょう。 エルフィール 「は、はあ。 イングリド 「…それにしても私、教師に向いていないのかしら。こうも見当違いの成長をした生徒がまた現れるなんて……。 エルフィール 「…………。 イングリド 「でも、あなたの選んだ道なのだから、あなたは自信をもって行きなさい。 エルフィール 「は、はいっ! ↓ エルフィール (これからどうしようかなあ……) (そういえば私、アカデミーに入った本当の目的をまだ果たしてないや……) (…………) (…よし、決めた) (マルローネさんに会いに行こう。どれくらい時間がかかるか分からないけど…会ってみせる。いつか、きっと…!) (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。錬金術を目指した彼女でしたが、やむなく怪物退治などをしているうちに彼女は強靭な身体へと変貌していました。 さらに、ものは試しと武闘大会に参加したエルフィールは、あの剣聖エンデルクに勝利し、ついに優勝までしてしまったのでした。 道を踏み外した彼女は、マルローネに会うために旅に出てしまいます。 エルフィール・トラウム。 この名前を聞いてすぐに錬金術士を連想する人はもう、このザールブルグにはあまりいません。 ED 2 マイスターランク (アカデミーには、成績がいい生徒だけが行けるっていう特別な教育機関があるんだって。 私も行ってみたいけど…、学年末のコンテストでいい成績を取らないと苦しいかなあ?) * イングリド 「来たわね、エルフィール。 あなた、よくもまあここまで成長しましたね。マイスターランクまで行って。 ……エルフィール。あなたの卒業を認めます。今までよく頑張ったわね。おめでとう。 エルフィール (や、やった…!) イングリド 「卒業したからといってこれで終わりというわけではないわ。錬金術士としてはこれからが始まりなのです。 マイスターランクに籍を置いた者としてその名に恥じぬ行動を取るように。あなた結構おっちょこちょいだから…。 入学したばかりの、あの時の気持ちをいつまでも忘れないようにね。 エルフィール 「はい! イングリド 「……ところであなたはこれからどうするの?ザールブルグに留まるのかしら? エルフィール 「いえ、ロブソン村に戻ってもう一度初めからやり直したいと思います。あそこが私にとっての出発地点ですから…。 多分今でも私がいたときと何も変わってないと思います。お医者様もいないでしょう。 村に帰ったらマルローネさんの真似から始めたいと思います。それから他の街や村を旅して…そして、いつかきっと…。 イングリド 「…………。 (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。条件付きの補欠入学でアカデミーに入った彼女は錬金術の精進に励み、めきめきと才能をのばしていきました。 そしてイングリド先生の薦めでマイスターランクへと進んだ彼女はさらにそこで2年間を過ごし、ついに立派な錬金術士へと変貌を遂げたのでした。 マルローネに会ってお礼を言うことを目標にしていた彼女でしたが、もう一つ胸に抱いていた目標、 人のために役に立てる力を身につけることが出来た彼女は、故郷のロブソン村に帰ることにしました。 錬金術士として…。 ED 3 宮廷魔術師 (次は、錬金術士としての才能が高くて、しかも年末武闘大会に優勝出来るくらい強くて、王室が黙っていないくらいステキな人を目指してみよう! 相当難しいと思うけど…) * イングリド 「……実はね、先日王室の方がアカデミーにいらっしゃいました。あなたを宮廷魔術師として迎え入れたい、とね。 エルフィール 「えっ!?き、宮廷魔術師…ですか?宮廷魔術師っていうと王様の隣で色々やってる人…ですよね?何で私なんかが? イングリド 「そうね、多分武闘大会での功績が認められたのでしょう。錬金術とはかけ離れていますが…これはとても名誉なことよ。 アカデミーも王室の援助を受けて運営されているので、断るのはあまり好ましくないですけど…。 エルフィール 「…………。 イングリド 「あなたの人生よ。アカデミーのことは考えず、自分の行きたい道を選びなさい。周りに流されて後で後悔しないように。 エルフィール 「…………。 先生。私、王室に行きます。 イングリド 「…本当にいいのね? エルフィール 「私、今でも錬金術士としての素質とか経験があるかは全然分かりません。 でも、たとえ錬金術とかけ離れていたとしても、私を必要とする人がいて私を呼んでいるなら…行きたいと思います。 イングリド 「……それでいいのよ。 (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。錬金術士として様々な道具や薬を作り出すだけでなく、 実践でそれらを使って派手に活躍した彼女は瞬く間にザ−ルブルグ中に名前が知れ渡るところとなりました。 噂を聞きつけた王室では、武闘大会で優勝するだけの実力を持ち、 さらにエンデルクなどとも友好的な関係を持っている彼女を是非とも側に置いておきたいと考えました。 アカデミーを卒業した彼女は王室の依頼を受けそのまま王室専属の宮廷魔術師として城仕えの身となりました。 彼女が後生に名を残せるような素晴らしい人間になれるかどうか。 それはこれからの頑張りにかかっています。 ED 4 エルフィール・フォン・トラウム (次はお金持ちを目指してみよう!お金が貯まりにくい世界だけど、頑張って貯めてみよう。 でもお金だけじゃダメだよ。錬金術士が作るものと言えば…) * イングリド 「……さて、あなた最近、随分と羽振りがいいそうね。そんなにお金を持ってどうするつもりなのかしら? エルフィール 「え…、別に大した使い道は考えていませんけど…。 イングリド 「そう…、私はてっきり貴族にでもなるのかと思ったわ。 エルフィール 「え?それって何の話ですか? イングリド 「…ザールブルグではお金持ちであれば誰でも貴族になれるのよ。そういう目的で錬金術士になるという人もいるわね。 エルフィール 「そうなんですか!?すごい!お姫様みたいなドレスを着て…お城みたいな家に住んで…。 お金さえあればなれるのなら、私、今すぐにでも貴族になれるんですね! イングリド 「エルフィール……。私はあなたがそういう考えの人間だとは思っていませんでしたよ。 錬金術というのは金を生み出すための技術ではないということを、私は知ってもらいたかったのですけど……。 (金は人の心を惑わすというのはどうやら本当のことのようね……) (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。 彼女は、いわゆる一般的な錬金術士の最終目標である賢者の石、そして黄金を作り出すことに成功しました。しかも量産出来る力をも身につけたのです。 彼女が貴族と呼ばれるようになるのにそれほど時間はかかりませんでした。新興貴族トラウム家として、エルフィールは上流階級の仲間入りをしました。 そしてこれは数少ない成金物語の成功例として後生まで語り継がれることでしょう。 しかし、莫大な財産を得た代償に、彼女は何かを失いました。それが何だったのかを知る者はいません。…エルフィールを除いて。 ED 5 はぐれ雲 (私、こう見えても本当は楽器や歌のセンスはあるんだよ。次は私が旅芸人になれるように頑張ってみよう! でも先生が必要だなあ。歌や楽器がうまそうな人と言えば……?) * イングリド 「でも、卒業したからと言って喜んでばかりはいられないわ。何をするにしても全ては一からの出発なのですから。 むしろこれからの生活の方が、アカデミーを卒業するよりも大変かも知れないわね……。 エルフィール 「そう…かも知れません。 イングリド 「ふふ。そんなに心配しなくてもいいわ。 確かにこれからもっと大変なことがたくさん出てくるでしょうけど、自信を持ちなさい。 あなたは、このアカデミーを卒業するのよ。自信を持っていけばきっとうまくいくわ。 ↓ エルフィール (あ〜あ、これからどうしようかな?今までみたいに工房でも開いて生活しようかなあ?) ロマージュ 「あら、どうしたの?元気ないみたいね。 エルフィール 「あ…。実は……。 ロマージュ 「ふうん…。そうだ、だったらあたしと一緒に旅でもしない?あたし、そろそろ別の街に行こうと思っていたのよ。 それに、あなた歌もうまいし楽器も弾けるし…旅芸人としての素質は十分あるわよ。 エルフィール (旅芸人かあ…) (そういえば私、アカデミーに入った本当の目的をまだ果たしてないや……) (…………) (…よし、決めた) (マルローネさんに会いに行こう。どれだけ時間がかかるか分からないけど…旅芸人をしながら探そう) (どこにいるのか全然分からないけど、絶対会ってみせる。いつか、きっと!) ロマージュ 「さあ、そうと決まればさっそく準備よ! (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。のど自慢大会で優勝するほどの歌唱力や楽器の演奏など、 彼女は彼女の意に反して、ザールブルグでは錬金術士としてより歌がうまい人として知られるようになりました。 しかし、彼女がザールブルグにやってきた目的を忘れたわけではありませんでした。 彼女はアカデミー卒業後、ロマージュと共にマルローネを捜す旅に出ることを決意しました。 どこにいるのかも、何をしているのかも分からないマルローネを捜す旅はいつ果てるとも知れません。しかし彼女は今日も歩き続けます。 いつか出会える、その日を夢見ながら。 ED 6 ケーキ屋 (次は、チーズケーキの道を究めてみよう!でも私はチーズケーキにはうるさいから。そう簡単にはいかないよ!) * イングリド 「アカデミーの卒業生、という名前だけでは駄目。何か、一つでもいいから自分の本当に得意なことを身につけるのよ。 エルフィール 「…本当に…得意なこと? イングリド 「それが何なのかを考えるのはあなたよ。 ↓ (工房) エルフィール (どうしようかなあ?私が得意なことって何だろう?) (……そうだ!ひとつだけあった!) (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。大志を抱いて錬金術士を目指しましたが、彼女の能力では卒業するのが精一杯でした。 しかも、世間では錬金術士というよりも美味しいケーキを作る人と思われているようです。 エルフィールは決断しました。自分に才能があるのなら、その才能を引き伸ばしていくことにしよう、と。 彼女はそのままザールブルグでケーキ屋を始めます。元々それなりに名前が通っていた彼女。すぐにケーキ屋は繁盛することとなりました。 街の人たちの嬉しそうな顔を見てエルフィールもそれなりに満足しています。 心の片隅に少しだけ未練を残しながら…。 ED 7 ノーマルエンディング エルフィール 「…………。 イングリド 「これからあなたはどうするつもりなの? エルフィール 「ザールブルグに残って今まで通りお店を開いて仕事をしようと思います。 イングリド 「…あなたの工房は私の、いえアカデミーの持ち物だから、これからも今までのように住むということは出来ないのよ。 エルフィール 「はい、分かってます。今度は自分で小さな工房を借りてやってみようと思ってます。 初めのうちは大変かも知れないけど…今までとそんなに生活が変わるわけじゃないし…知り合いもいっぱい増えたし。 私、自分を信じようと思います。……きっと出来る、って。 イングリド 「…そうね、あなただったらきっとうまくいくと思うわ。頑張るのよ。私もかげながら応援していますからね。 エルフィール 「は、はいっ! (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。大志を抱いて錬金術士を目指しましたが、彼女の能力では卒業するのが精一杯でした。 しかし、難しいといわれているアカデミーを留年せずに卒業出来たのです。結局、命の恩人のマルローネほどの実力は付けられなかったけれど、 マルローネのようになることを目指していたおかげで彼女は錬金術士になれたのです。 エルフィールはザールブルグで工房を開くことにしました。錬金術士として新しい一歩を踏み出すことにしたのです。 そのうちマルローネと肩を並べられる時がうでしょう。いつか、きっと! ED 8 ザールブルグの嫌われ者 イングリド 「来たわね、エルフィール。…なぜあなたがここに呼ばれたか、分かりますか? エルフィール 「ええと…、分かりません。 イングリド 「あなたは一応…卒業ね。おめでとう、今日呼んだ理由はそれだけです。 エルフィール 「え…それだけって…。 イングリド 「何、他に何かあるの?ないでしょ?私はこれから大事な用があるからあまりあなたにかまっているヒマはないの。 エルフィール 「は、はあ。 ↓ エルフィール (はぁ…私、イングリド先生にも見放されちゃったのかなあ…) (…私、こんな調子でこの街でうまくやっていけるのかなあ…自信がなくなってきた…) (……村に、帰ろうかなあ……) (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。錬金術を目指した彼女に立ちはだかったのは、アカデミーの厳しさでも才能の限界でもありませんでした。 自分ではそんなつもりはなかったはずなのに、何か行動を起こすたびに彼女はザールブルグの人たちから嫌われていってしまったのです。 どうにか卒業は出来たけれども、もはやザールブルグに彼女の居場所はありませんでした。 勉強も大切だけれど、人の気持ちを分かることはもっと大切だということを痛感したエルフィールは、 泣く泣く故郷のロブソン村へと帰ることにしたのでした。 ED 9 1留エンディング イングリド 「来たわね、エルフィール。…なぜあなたがここに呼ばれたか、分かりますか? エルフィール 「ええと…、分かりません。 イングリド 「……エルフィール、。あなたの卒業を認めます。 エルフィール (や、やった…!) イングリド 「…とはいえ、あなたと同期で入学した人達との差は歴然。あなたはこの1年間を無駄に過ごしたとも言えるのよ。 その差を、あなたはどこでどうやって埋めるつもりかしら? エルフィール 「…私は他の人とは違います。自分に合った、自分のペースで錬金術を修得していこうと思います。 それに私、1年無駄にしたとは思ってません。確かに時間的にはそうかも知れませんけど…1年勉強したと思ってます。 イングリド 「…そうね、あなたらしい考えだわ。その調子なら、これからもきっとうまくいくと思うわ。頑張るのよ。 エルフィール 「は、はいっ! (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。条件付きの補欠合格で入学したアカデミー。1 年留年してようやく卒業した錬金術の世界。彼女にとって錬金術とは予想以上に厳しいものでした。 卒業したとはいえ留年しているようではザールブルグに自分を必要としてくれる場所はなさそうだ、 と思った彼女は故郷のロブソン村へと帰ることにしました。 たとえ留年していても、医者もいない村では彼女は必要な存在なのです。 格好はだいぶ悪いですが、人の役に立てる人になりたい、そう思って出発した錬金術の探求は一応の結末を迎えたと言えるのかも知れません。 ED 10 5留エンディング イングリド 「来たわね、エルフィール。…なぜあなたがここに呼ばれたか、分かりますか? エルフィール 「ええと…、分かりません。 イングリド 「……エルフィール、。あなたの卒業を認めます。 エルフィール (や、やった…!) イングリド 「私もこれで一安心だわ。…この試験に不合格の生徒はアカデミー創立以来一人もいなかったのですから。 もっとも、この試験を受けたのはあなたでまだ二人目ですけど。…あ、これは試験を受けるときにも言ったわね。 エルフィール 「…………。 イングリド 「何にせよ、あなたは卒業です。誉められた内容ではないし、同期で入学した人たちとも大きく水をあけられています。 でも、あなたはついに最後まで諦めなかった。私は、その気持ちがあればこれからもきっとうまくいくと信じています。 エルフィール 「は、はいっ! ↓ エルフィール (やった、とうとう卒業だあ!……本当に、長かったぁ…) (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。条件付きの補欠合格で入学したアカデミー。なんと5年も留年してようやく卒業にこぎつけた錬金術の世界。 彼女にとって錬金術とは予想以上に厳しいものでした。5年も留年した生徒はアカデミー創立以来、あのマルローネの他にはただ一人もいません。 マルローネは旅に出ましたが、エルフィールにはもはやそんな気力は残っていませんでした。 肩を落として故郷のロブソン村へと帰った彼女でしたが、人生が台無しになったわけではありません。 あの厳しいアカデミーを卒業したという自信があれば、まだ希望はいくらでもあるのです。 …それがたとえ5留であっても。 ED 11 バッドエンディング1 (エピローグ) 命を救ってくれた人に憧れて、錬金術士になるためにやってきた少女がいました。 彼女の名前はエルフィール。マルローネのように人の役に立てる人になりたい。 そう思いアカデミーに入学した彼女でしたが、その初志はいつしか彼女の心の中から消え失せていたのでした。 能力が足りなくて望まない結果になるなら諦めも付くのでしょうが、彼女は自らの意志によってアカデミーを辞めてしまったのです。 やる気もなく、逃げてばかりいては何をやっても失敗するということをイングリド先生は口にしようと思いましたが、 ついに語られることはありませんでした。 すでにエルフィールは、先生に見放されていたのかも知れません…。 ED 12 バッドエンディング2 イングリド 「分からない?全く?身に覚えがないと? エルフィール 「え…?…多分…言われてみれば何かあるような気がしないでもないですけど…。 イングリド 「……あなたの留守の間に部屋に置いてあった図鑑を見させてもらいました。 入学してから、あなたは今まで一体何をしていたのかしら? エルフィール……。 あなたは留年よ!!! エルフィール 「ええぇぇ〜〜!!!! (エピローグ) …人の役に立てる人間になりたい。 だがアカデミーは思いこみだけで卒業出来るほど甘いところではなかった。 何が足りなかったのだろう。 才能がなかったとは思えない。予備知識なしで入学出来たのだから、むしろ才能はあったはずなのだ。 努力 そう、努力が足りなかったのだ。アカデミーに入学出来たというだけで満足していなかったか。 窓の外ではこの地方では珍しく嵐が吹き荒れている。だがそんなことはどうでもいいのだ。 これから己の頭上に炸裂する雷のことを思えば。
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