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マリー、エリー&アニスのアトリエ イベント会話集
= イングリド&ヘルミーナ、イクシー =


INDEX
(イングリド&ヘルミーナ)
次世代校長
ラストバトル!?
面舵一杯!
取舵一杯!
進路はどっち!?
猫なで声
(イクシー)
本当にあった… (A)
お望みとあらば…(A)
古本市のおしらせ
静かなる市
遠い物語(1)
遠い物語(2)






[イングリド&ヘルミーナ]


『次世代校長』

イングリド あら、いらっしゃい。
マリー   あれ? お茶が出てる……。どなたかお客様ですか?
イングリド さっきまで校長先生とアカデミーの今後のことでお話をしていたのよ。
マリー   そうですか。
      校長先生ってアカデミーができたときからずーっと校長先生なんですよね?
イングリド そうね。
マリー   いつかは、校長先生も代わると思うんですけど、
      次はどなたがなるんですか?
イングリド さ……さあ。
      誰になるのかしらね。
      私も聞いてはいないわ。
      きっと校長という立場にふさわしい人格と能力がある人がなるのではないかしら?
      あなたたちは何も考えず私のお願いする本を書いてくれればいいのよ。
マリー   そうですか……。





『ラストバトル!?』

マリー      (あれ? あそこにいるのはイングリド先生とヘルミーナ先生だ……)
ヘルミーナ ……私たちの戦い、やっと決着がつきそうね。
      振り返れば長かったわ。
イングリド そうね……。
      やっとあなたにはっきりとした差を見せ付けられるわね。
ヘルミーナ 今までも差は歴然だったのにあなたは認めようとしなかったものね……。
      でも今回こそはあなたもいいわけはできないよ。
イングリド 大図書館の完成が楽しみね……
ヘルミーナ そうね。
      ふふふふふ……。
イングリド ふふふふふ……。
マリー   (あのふたり何か勝負してるのかな……?)





『面舵一杯!』

イングリド あら、あなた。いいところに来たわね。
      とうとつなのだけど答えて欲しいことがあるの。
マリー   なんですか?
イングリド あなたは、これからのアカデミーはどうあるべきだと考えているかしら?
マリー   え!? これからのアカデミーですか?
      急にそんなこと言われても……
イングリド そうね。あなたはもうここを卒業しているものね。
マリー   イングリド先生のお考えはどうなんですか?
イングリド 私は……これからはもっと錬金術を世界に広めていくべきだと考えているわ。
      まだ錬金術を知らない人々に錬金術のすばらしさや便利さを伝えていくことが使命ね。
      もちろんあなたも知っての通り錬金術には危険な知識も数多くあるわ。
      だけどすべての人々に正しく錬金術の知識が知れ渡れば、きっとすばらしい未来が待っていると思うのよ。
マリー   そんな風に考えていたんですか
イングリド 将来的には、小さな村にも必ずアカデミーがあるようにしたいわね。
      そうすればみんなに錬金術が広がっていくと思うの。
マリー   …………
      …………
イングリド あら、私ばかりしゃべって悪かったわね。
      でも聞いてもらったおかげで改めて自分の考えをまとめることができたみたいだわ。
      ありがとう。
マリー   いえ。またお話を聞かせて下さい!





『取舵一杯!』

ヘルミーナ あら、あなた。いいところに来たね。
      いきなりなのだけど答えて欲しいことがあるの。
マリー   なんですか?
ヘルミーナ あなたは、これからのアカデミーはどうあるべきだと考えているかしら?
マリー   え!? これからのアカデミーですか?
      急にそんなこと言われても……
ヘルミーナ そうね。イングリドの教え子がそんなこと考えるわけないわね。
マリー   (むっ……!)
      じゃあ、ヘルミーナ先生はどのような考えをお持ちなんですか?
ヘルミーナ 私かい?
      もちろん、選ばれた者による選ばれたもののためのアカデミーを目指すのよ!
マリー   それだけ、アカデミーで教育を受けられる人が減ると思うんですけど……
ヘルミーナ ふふふ、きっとイングリドの教え子は脱落していくわね。
      でもそれでいいのよ。
      それでこそ、錬金術はよりいっそう発展できるわ。
マリー   生徒が減っちゃうのにアカデミーが発展するんですか……?
ヘルミーナ あなた、キャベツの作り方をくわしく知ってる?
マリー   キャベツ!?   ……知りませんけど。
ヘルミーナ でも、普通にキャベツは食べるわよね?
マリー   え? ……はい。
ヘルミーナ それと同じよ。
マリー      ???
ヘルミーナ つまりサービスを受ける側がサービスのしくみを理解している必要はないの。
      錬金術を理解する者が少なくても、その恩恵を受ける者が少ないとは限らないわ。
      選ばれた者が錬金術の高みを極め、その恩恵だけを一般大衆に分け与える。
      それが私の理想ね。
マリー   なるほど……。
ヘルミーナ ひとりにできることは限られているからね。
      世の中、分業が必要なのよ。
マリー   は、はあ……。
      (この先生がまともっぽいことを言っているの、初めて聞いた気がする……)
ヘルミーナ あんたと話せてよかったよ。
      私の話が聞きたければいつでも来ることだね。
マリー   はあ……、失礼します。





『進路はどっち!?』

マリー   あれ? あそこにいるのは……
      こんにちは、校長先生。
ドルニエ  …………
      …………
マリー   校、長、先、生!
      こ、ん、に、ち、は!
ドルニエ  ん……?
      ……ああ、君か。
マリー   また新しい理論を考えていらっしゃるんですか?
ドルニエ  いや、そうではないんだ。
      アカデミーの今後について考えていたんだよ。
マリー   アカデミーの今後?
ドルニエ  そうだね、思い切って君たちにも聞いてみようか……。
      君たちは将来アカデミーがどんな風になって欲しいと思うかね?
      難しく考えないでいい。
      素直に思うことを答えて欲しい。
マリー   将来のアカデミー……。
      う〜ん……。

→錬金術を世界に広める
マリー   錬金術を広めることを目的にしたアカデミーがいいと思います。
      錬金術は世界中の人がもっと気軽に使えるべきではないでしょうか?
ドルニエ  ふむ……なるほど。とても参考になったよ。
      ありがとう。
マリー   どういたしまして。
ドルニエ  では、失礼するよ。
マリー   はい、失礼します!

→高度な研究ができる
マリー   もっと高度な研究ができるアカデミーがいいと思います。
      そうすれば、素晴らしい発見や発明ができるのではないでしょうか?
ドルニエ  ふむ……なるほど。とても参考になったよ。
      ありがとう。
マリー   どういたしまして。
ドルニエ  では、失礼するよ。
マリー   はい、失礼します!

→答えられません……
マリー   すみません。答えられません……。
ドルニエ  ほう、なぜだね?
マリー   なんとなくそういうことって思いつきで答えちゃいけないと思うんです。
      答えるなら、時間をかけてよく考えてから答えないと……。
ドルニエ  ……そうか。
マリー   役に立てなくてごめんなさい……。
ドルニエ  いや、そんなことはない。
マリー   え!?
ドルニエ  昔、今の君と同じように真剣な瞳をした少女がいたんだ。
      当時は彼女も私も、アカデミーがどうあるべきかずいぶん悩んだものだ。
      君のおかげであのときの気持ちを思い出したよ。
マリー   そうですか。
ドルニエ  では、失礼するよ。
マリー   はい、失礼します!





『猫なで声』

(イングリド編)
イングリド こんにちは。
マリー   あ、イングリド先生!
イングリド 今日は頑張っているあなたたちに素敵なプレゼントを用意しました。
マリー   き、急にどうしたんですか!?
      いつものイングリド先生らしくありませんよ?
イングリド それはどういう意味かしら?
マリー   い、いえ、何でもありません。
イングリド とにかく、これをあげるわ。
      これからも今の調子ではげみなさい。
      それじゃあね。
マリー   はあ……。
      (イングリド先生、ごきげんだったなあ……)

祝福の麦を10個手に入れた!


(ヘルミーナ編)
ヘルミーナ ちょっとじゃまするわよ。
マリー   ヘルミーナ先生、こんにちは!
ヘルミーナ 今日は私の手足となって働いているあなたたちに素敵なプレゼントがあるわよ。
マリー   そ、それってまたあやしい薬じゃ……。
ヘルミーナ またとは何よ?
      それに、私の研究成果をあやしいですって?
マリー   い、いえ、何でもありません。
ヘルミーナ とにかく、これをあげるわ。
      これからも今の調子で私のためにはげみなさい。
      じゃあね、ふふふ……。
マリー   はあ……。
      (ヘルミーナ先生、ごきげんだったなあ……)

ヤドクタケを10個手に入れた!





[イクシー]


『本当にあった…』

アニス  こんにちは!
     毎日暑いですね。
イクシー 今日みたいな暑い日はお客さんが少ないのでヒマなんですよね。
     あ、そういえばこんな話がアカデミーに伝わっているんです。
     いいですか? これは本当にあった話です。
アニス  ゴクリ……
イクシー 昔、あまりに成績がわるくて落第しそうだった生徒がいたそうです。
     その生徒は集中して試験勉強をするためにアカデミーの屋根裏へとあがりました。
     ところが試験の日になっても生徒は屋根裏から出てきません。
     その生徒の友人が心配して屋根裏部屋に行ってみるとそこには……
アニス  いや〜!
イクシー どうしました?
アニス  お願いします〜! それ以上はやめてください!
イクシー なぜです?
アニス  な、なんでって……とにかくイヤなんです〜!
イクシー でも途中でやめるわけにはいきません。
     続けさせてもらいますね。
     その友人が見たものそれは……
アニス  いやああああんっ!
     さ、さよならっ!





『お望みとあらば…』

イクシー あら、また私の話を聞きにいらっしゃったんですか?
アニス  ち、ちがいます!
イクシー それは残念です。





『古本市のおしらせ』

ファウ そういえば、アカデミーで古本市が開催されるようになりましたのよ。
    時期があうようでしたら行ってみてはいかがでございますか?
    4月の始まりから1ヶ月とうかがっております。





『静かなる市』

エリー  あれぇ?
     ここで古本市をやってるはずなんだけど……。
     すみませ〜ん! 古本市の会場はどこですか?
イクシー 会場はここです。
エリー  え、でも誰もいないよ……?
イクシー 錬金術士はみんな本を大切にしますからね。古本を売ってくれる人がいないんです。
     きちんとしたお祭りとして定着させるには長い時間が必要かもしれません。
エリー  たはは……。
イクシー 本の買い取りでしたら一年中やっています。
     錬金術に関係のない本でも買い取りますから。ぜひ持ってきてください。
エリー  (協力してあげたいけどやっぱり錬金術の本を売るわけにはいかないよなあ……)





『遠い物語(1)』

セシル あ、そうそう!
    お渡ししたいものがあるんですよ。
    実は、部屋をそうじしたときになつかしい本が出てきたんです。
    捨てちゃおうかと思ったんですけど、
    錬金術士を題材にした本なのでもしかしたらお役に立つかと思って持ってきました。
エリー ほんと? うれしいなあ!
    どんな本?
セシル はい、これです。
エリー 「れんきんじゅつし ラリーのぼうけん」……
    (これ子供むけの絵本だ……。錬金術ってまだちゃんと理解されてないのかも……)
セシル お役に立ちそうですか?
    いらないようなら捨ててしまいますけど……。
エリー えっと……。
セシル ???
エリー あ、ありがたくもらうよ。
セシル よかったあ!
    その本を読んだときは錬金術っていいなあって思ったんです。
    私も錬金術が使えたらなあ、って……。
エリー もしこの街にアカデミーがあったらきっと入学していたかもしれないね。
セシル ふふ、そうですね。
エリー (もらったはいいけど、さすがに錬金術には使えそうにないや。
    捨てちゃうよりは古本市に持っていくのがいいかなあ……)





『遠い物語(2)』

エリー  古本市に出品したいんですが錬金術に関係ない本でもいいんですよね?
イクシー もちろんです。
     どんな本でも1冊から受け付けていますよ。
エリー  じゃ、お願いしようかな。この絵本なんですけど……。
イクシー はい。
     !!
     その絵本! ……見せて下さい!
エリー  うん、どうぞ。
イクシー ……やっぱり!
     「れんきんじゅつし ラリーのぼうけん」!
     お願いです!
     この本、私にゆずって下さい!
エリー  どうしたの、急に?
イクシー 想い出の絵本なんです。
     ずっとさがしていた……。もう二度とあえないと思っていたのに……。

(本を抱くイクシーの一枚絵)
イクシー   私、小さい頃にこの本を読んで錬金術士になろうって決意したんです。
       表紙がすり切れるまで何度も何度も読みました。
       でも引っ越したときにどこかにいってしまってそれっきり……。
エルフィール …………
       …………
イクシー   この本、読みましたか?
エルフィール ううん、読んではいないなあ。
イクシー   主人公ラリーは困難にぶつかっても逃げたりしない。
       得意の錬金術でどんな難題でも解決してしまうんです。	
       私はその姿にとてもあこがれました……。
       結局、ラリーみたいにかっこよく錬金術を使えるようにはならなかったけど、
       でもいつかはラリーみたいになりたいって思ったから、私は錬金術士になれたんです。
       だから、こうして私が錬金術士になれたのはラリーのおかげなんです。
エルフィール そうなんだ……。
       うん、わかった!
       その絵本は、あげるよ。
       必要としている人がもらうのが一番だよ。
イクシー   ありがとうございます!
エルフィール それにしても……
       こんな絵本でもひとの人生に大きな影響を与える事ってあるんだなあ。
       ……今書いている本はどうだろう?





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